『今日好き 卒業編2024 in セブ島』2話ーー「虜になってます」猛アプローチへの返答は?
わたる×のあ、“大事故ペア”の雰囲気は「一年記念日の旅行みたい」に?
『卒業編2024 in セブ島』では、初日から早くも“花くじ”を実施。セブ島到着から間もなく、運命の神さまがいたずら心を全開にしている。今回のグループは、全2組。それぞれ、まう(小國舞羽)、ももか(板倉ももか)、ゆうか(赤木優香)、ばお(Bao)、もねる(川尻杜音)、そうた(米山颯太)による“水族館チーム”。きさき(寺島季咲)、そら(中川そら)、えいじ(吉田叡史)、りゅうじん(那須川龍心)、のあ(田仲埜愛)、わたる(伊藤航)の“プール遊びチーム”に別れることとなった。
そうたこそ、愛しのきさきと離れ離れになってしまった一点を除けば、残りのメンバーはまずまず希望通りなのでは。ただ、前回の『卒業編&新年特別編』でもわかる通り、プールといえば、きさき。きさきといえばプールというほど、彼女にとって水場は独壇場。普段以上に笑顔や無邪気さに輝きが増し、えいじの心をぐっと引き寄せる可能性に溢れている。
……とまで書こうとしていたのだが、きさきを2ショットに誘ったのは、まさかのりゅうじん。あまりに予測不能な方向から飛んできたパンチに、えいじも思わず呆然。まったく、こう着状態になりかけていた恋を、面白くかき乱してくれるぜ。この後、えいじは「じゃあ、そらちゃん」と、もうひとりの気になる女子を指名したわけだが、本人にその意図がなかったり、言葉のあやだったりしても、ここでの“じゃあ”はNGだろう。
そんなプール遊びチームのなかで特に印象的だったのが、わたる×のあ。チーム内で3組に分かれて挑戦したカヤックのレース対決にて、ふたりはダントツのビリに。最下位はなにか出し物をする罰ゲームが用意されていたのだが、彼らが披露したのは、まさかの練りに練ったショートコント。一発ギャグなどではなく、しっかりと話の構成があるものだ。
ただ、構成が存在することと、面白さはまったく別軸の話。内容としてはキャッチボールを絡めたものだったが、うん、まぁ……ここから先は書き残すに堪えないため、読者自身で見逃し配信を確認してほしい。ふたりで一緒に大きくスベるのはお互いにとって思い出として強く印象に残ると、スタジオの“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)が地味に嫌な太鼓判を押してくれたのが、ここでのすべてである。
実際のところ、大きな痛手を負ったふたりの雰囲気は、スタジオのかすが感じたとおりで「一年記念日の旅行みたい」。まだ出会って間もないながら、わたるが「いま、のあ、の方が強いかも」と心境を語り、のあが「wao」と、WAOではない“小文字”なテンションで声を出してしまうシーンが、ふたりの心の距離が大きく動いた瞬間を描き出していた。
まう、ばおの不思議オーラにハマり中? 噛み合わないのに見ていたくなるペア
対する“水族館チーム”の方では、ばお×まうがアツい。今回の旅で“なぜだか気になっちゃう枠”を獲得した、ベトナム出身のばお。1話の時点で、少しだけ会話をしたまうから「生きてる?」とツッコミが入り、「なんかもうずっと、虚無ってる」と語られただけに、本来であれば第一印象としては“下の中”といったところ。が、それを自身に対する求心力に意図せず変えてしまうのが、ばおの底知れぬパワーだ。
自身の名前のイントネーションに悩んだり、なぜか妙に間の抜けた関西弁だったり、ここでの2ショットでも、まうから第一印象で気になったと明かされたにも関わらず、「あ、はい……。ほんまですか?」と、妙に反応が鈍かったり。自ら希望した彼女との自撮りなのに、カメラを向けられて“ゼロの顔”になったのもそうだ。本当に掴みどころがない。
相手の考えが読めないことを恋愛面での魅力に受け取るかは人それぞれ。付き合ってからが難しいという意見もあるだろう。とはいえ現状、まうの瞳に、彼の存在がキラキラとして見えているのは、どうやら間違いがない。絶叫アトラクションが苦手で、鶏が苦手なせいで鳥類全般がNGで、バスケが好きだがフリースローは苦手なばお。一方で、水族館組を引き当てながら魚類全般が苦手で、バンジージャンプに挑戦したくて、フリースローも含めてバスケが大好きなまう。まったく噛み合わないのに、たしかにこのふたりの掛け合いをずっと眺めていたくなる。……あれ、もしかしてこれが、ばおの魅力かも?