“超極上”旧車との出会いに大興奮 現役時代を知るテリー伊藤「夢の車でしたよ」
芸能界きっての車好きとして知られる演出家でタレントのテリー伊藤のYouTubeチャンネルに公開された動画で、半世紀以上前に生産が終了した軽自動車「スバル360」が登場した。
テリーは、これまで60台以上の車を所有してきた筋金入りのカーマニア。その知見を活かし、公式YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」では、都内近郊を中心に中古車販売店を巡り、国内外の珍しいビンテージカーを視聴者に紹介するという企画を展開している。
2024年2月5日に公開した「【スバル 360】日本の宝!昭和を感じる素敵な車」と題した動画でテリーは、タレントの井倉光一らとともに、千葉県千葉市の中古車ショップ「BAKUYASU AUTO」へと訪れた。お目当ての車は、1958年~1970年に販売された軽自動車「スバル360」だ。同車はその特異なフォルムから「ビートル」(カブトムシ)と呼ばれた「フォルクスワーゲン・タイプ1」との対比で、「てんとう虫」の愛称で親しまれていた。1949年生まれでその現役時代を目の当たりにしていたテリーは「夢の車でしたよ」と、当時の印象を振り返る。
井倉が運転席に乗り込んでエンジンをかければ、大きなエンジン音が鳴り響く。テリーは「このエンジンの音が朝、暖機運転してたら近所から怒られるだろうな。ものすごく嫌がられるよ」と苦笑いし、周囲が排気ガスの匂いに包まれると「おそらく近所でやったら大迷惑(笑)」と、旧車ならではの時代錯誤な仕様を楽しんでいた。
なお、スバル 360の製造元である富士重工(現SUBARU)は、1917年から終戦の1945年にかけて日本軍向けの航空機を生産した中島飛行機を前身としている。そんな背景を踏まえてテリーは、その流線型の形状を指して「飛行機会社だったんで、風のさぁ」と、風の抵抗が考慮されているのではないかと推量。さらに、淡い緑色をしたボディーカラーについてテリーが「ペパーミントグリーンぽいよね。アイスクリームっぽい」と形容すると、井倉も「サーティーワンで売ってますもんね。チョコミントですね」と同調した。
このスバル 360は走行距離が8万kmで、テリーが「極上ですよね。超極上」と言うほど状態がいい。加えて、車検もついて乗れる状態で価格が「158万円」(※千葉ナンバーの場合)とのことで、井倉は「安くないですか!? いまこの手の車で200万円以下はないでしょ」と評していた。
そんな愛くるしいフォルムと優しい風合いのボディーカラー、そして昔懐かしい大音量のエンジン音が魅力のスバル360に対し、コメント欄には「いいですね~スバル360」「この色なんだか好きになる」「昭和のくるまって、なんでほっこりした気分になるのでしょうか」「ガレージ持ってたら購入したいです」などの声が寄せられている。