藤森慎吾、40年前の国産旧車が納車 「高級車よりもほしい」激レアな美品に視聴者羨望
お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が、1982年の「ホンダ シビック」が納車されたことを公式YouTubeチャンネルに投稿した動画で報告した。
車では、高級外車の「メルセデスAMG G63」、キャンピングカーの「フォード・E-350 タイオガ」、バイクでは「CB400FOUR(ヨンフォア)」、「Kawasaki Z650(ザッパー)」、さらに、個人事務所の社用車として「トヨタ アルファード」を所有している藤森。YouTubeを始めてからマイカー・マイバイクの台数を急激に増やし続けるこの男が新たに目を付けたのは、旧車の「ホンダ シビック」だった。
2023年6月16日に公開した動画で藤森は、「わたくしの新たな相棒はこちらです」として、真っ赤なボディーカラーの「ホンダ シビック(1982年式)」を紹介した。そもそも、彼が当初欲していた車は、父親の愛車だったというトヨタの「クレスタ」か「カローラII」だった。この2台を旧車界隈のコネクションが豊富な、バッドボーイズ・佐田正樹のYouTubeチャンネルにおけるレギュラーメンバーであり、バイクショップ「COAST LINE」代表取締役の“横兄”こと横畑卓志氏に探してもらっていたものの、なかなか良い状態のものが見つからず。そんななか、たまたまシビックの美品が見つかったため、購入を決断したようだ。
12月15日に公開した「藤森慎吾のシビックがバージョンアップしました!」と題した動画で藤森は、シビックおよび横畑氏とともに登場し、「ついに念願叶って、わたくしのシビックが正式に納車されました」と伝えた。正式に納車されるまでに時間がかかったのには訳がある。というのも、40年以上前に製造されたヴィンテージカーであるため、シビックにはエアコンが搭載されていなかった。当時、季節は夏目前。既に走る蒸し風呂と化していたこの旧車を運転して藤森は、汗だくになりながら横畑氏のもとに駆け込んで、冷暖房の取り付けを依頼したのだという。
ところが、シビックへのエアコンの取り付け工事は、確かな知識と腕を持つ横畑氏にとっても難しいものだった。シビックに装着された発電機の発電量は12V/35 A。しかし、横畑氏がエアコンメーカーに問い合わせた結果、推奨は90Aで、およそ3倍の発電量が必要だと判明したそうだ。そこで横畑氏は電装屋から発電機のメーカーまで方々に聞いて回ったものの、「適合がない」と言われたとのこと。八方塞がりの中、一縷の希みをかけてYouTubeで呼びかけたところ、とあるエアコンメーカーの社長が「うちに任せて欲しい」と名乗り出たのだとか。その社長は大変な車好きで、シビックのサービスマニュアルを熟読した上で、3Dプリンターなどを駆使して、エアコンの取り付けを行ってくれたそうだ。
そして、困難を乗り越えて搭載されたエアコンの性能を確かめるべく、藤森はスイッチを入れる。すると、強風が吹き、「うわ~! 強い! そして涼しい!」「すっげぇ快適!」と声を上げ、後部座席に乗り込んだ横畑氏に「マジでこれで来年海行きましょう!」と語り掛けていた。
今回の動画に対して視聴者からは「昔のもかっこいいけど、いまのもかっこいいのがシビック」「高級車よりもこれがほしい」などのコメントが寄せられている。
こうして約6カ月の時を経て、ようやくオーナーのもとに届けられた「ホンダ シビック」。藤森がこの新たな愛車でどんなカーライフを送るのか、引き続き注目したい。