食卓の充実に直結する“冷凍”こそがこれからの主役 理想の我が家にはハイアールの『CŌRU(コール)』がある!

理想の我が家に必須な冷凍庫とは?

 冷蔵庫は、暮らしに欠かすことのできない家電だ。水道やガスなどと同じ、家の設備として必須の什器である。他のあらゆる家電の中で最もサイズが大きいということもあり、キッチン周りのアイテムを揃えるにあたって、冷蔵庫のサイズや色を基準として他のアイテムを決めていく人も多いのでは。そんな冷蔵庫に求めたいのは収納力だ。冷凍室に余裕があり、野菜室、自動製氷機能もあればなおうれしい。そこで「これからは、冷凍基準。」をキャッチコピーとしたHaierの新型冷蔵庫、『CŌRU(コール)』を紹介したい。

実寸の家を舞台に、撮影&レビュー開始

 最初に裏話をしてしまうと、こうした大型家電はメーカーから借りた写真をそのまま掲載したり、あるいはハウススタジオという、家を模した撮影用のスタジオで撮ったりすることが多いのだが、リアルサウンドテック編集部では「実際に家の中にあったらどんな感じなのか」というリアルさを追求し、住宅展示場にあるリアルサイズのモデルハウスに持ち込ませていただいた。

 お邪魔したのは、ポラスグループの中でも、地域密着・施工技術・素材・耐震技術にこだわった家づくりで知られる「北辰工務店」の家。お客様対応の良さにも定評があり、コストパフォーマンスに優れ自由設計も可能な、頼れる建設会社だ。

 早速、まずはリビングの真ん中に置いてみた。


 こちらはブルーイッシュグレー。カラーバリエーションとしてクリスタルホワイトもあり。

 サイズ感は幅830×奥行635×高さ1775㎜で、定格内容積は470L。これよりもやや小振りでマンションなどにも置きやすい、幅700㎜の406Lモデルもある。

 キッチンに置くとこんな感じ。最上段の棚までは1520㎜に設計されており、奥まで庫内全体が取り出しやすい大きさだ。

 今回は既存のスペースを利用したが、自由設計が可能な北辰工務店なら冷蔵庫に合わせたサイズ設定も可能。観音開きの冷蔵庫なら両サイドのスペースもしっかり確保できると嬉しい。

冷凍食品の充実と冷凍庫の需要増大に応えた設計思想

 コロナ禍による引きこもり生活を経て多くの人が気付いたと思うが、近年の冷凍食品の充実ぶりは目覚ましい。おいしさはもちろん種類も豊富になり、共働きが当たり前となった現代において、冷凍食品は冷蔵庫に欠かすことのできない、実に頼もしい存在となっている。もちろん食材の買い置きや作り置きをする際にも大きな冷凍スペースは必須であり、そこに着目したHaierが、“冷凍を主役にした冷蔵庫”を提案した形だ。

 『CŌRU』最大の特徴は、全体で470Lの容量のうち166Lと、実に3割近くを冷凍に割り当てた思い切りの良さ。買い物かごにして約5個分が収納できるというのだから、いかに大きいかが分かる。

 冷凍スペースは下段に位置しており、観音開きの扉を開けるとそこには食材が見渡せて取り出しやすい。また引き出し式クリアバスケットは、前から見渡せるだけでなく、左右に分かれたドアで冷気をムダに逃さない構造だ。要は、ドアを開ける範囲が狭いので冷気が逃げにくく、節電に繋がるということ。

 実は主夫歴15年の筆者にとってもっともありがたいのは、下段の右側全体がセレクトゾーンとなっており、-18℃から5℃まで温度を1℃単位で調節できることだ。

 使いやすい前面タッチ式操作パネルとなっており、扉を閉めたまま温度調節やモード設定の操作が可能となっている。

 通常冷凍の-18℃設定では、買ってきた冷凍食品の長期保存に。コストコなどでの大量買いに最適だ。ソフト冷凍の-8℃設定なら、冷凍にしたひき肉もそのまま包丁で切ることができ、ホワイトソースやカレーなどの作り置きもお玉ですくえる固さ。パーシャルフリージングの-3℃設定は食材が少し凍るくらいの温度で、肉塊や魚も包丁で切れるから、これまた便利。スーパーで半額シールが貼られた食材を見つけた瞬間、思い切った大量の買い溜めもできることだろう。

 つまり、冷凍スペースの充実は、節約と食卓の充実に直結しているのである。もちろん、水を注ぐだけで氷が出来上がってアイスボックスに保存される、自動製氷機能も搭載している。

 全部で4つ設けられたクリアバスケットのうちのたったひとつの中に、これだけの冷凍食品が収まる。

カレーを作った寸胴鍋も丸ごと入る圧倒的スペースの冷蔵室

 上段は冷蔵室。こちらも観音開きとなっており、省エネはもちろんのこと、片開きに対して手前側の開閉スペースが小さく済むという利点もある。

 また、ドアポケットが小分けされ使いやすいというのも、観音開き冷蔵庫の特長。『CŌRU』は上段でも350ml缶が収納でき、右側中段は高さが選べるので収納したい物に合わせることが可能。下段は2Lペットボトルやワインボトル、一升瓶など大きな物もたっぷり収納できる。こぼれた液体も受け止めるケース型ポケットといった細かな仕様も実用的だ

 そして着目すべきはやはり、この304Lもの大容量冷蔵室。庫内幅741mmのワイドさで、写真のように寸胴鍋も丸ごと入る大きさだ。俗に「カレーは2日目がうまい」などと言われるが、実は常温放置は食中毒の元であり、粗熱が取れたら鍋ごと冷蔵しておくのが正解かつ楽チン。温める時は小鍋に分ければ、ガス代の節約にもつながる。

 冷蔵室下部の2つの引き出しは、野菜を新鮮に保存できる湿度調節フィルターがついた野菜室。高湿時は過剰な湿気を放出し結露や葉野菜の水腐れを抑制し、乾燥時にはケース内の湿気を逃さず、野菜のうるおいをキープしてくれる。ちなみに庫内灯は長寿命で明るく見やすいLEDを採用している。

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