『今日好き 台北編』3話ーー女子から腕組みに「落ち着く」 2日目で“ほぼ両思い”状態に

『今日好き』史上初? 『台北編』グループ行動で選ばれた“別れない”の選択

 『台北編』2日目は、ふた組に別れてのグループ行動に。与えられた選択肢はふたつ。台湾の人気最大ストリートで、食べ歩き&ショッピング。もしくは、台湾最大級のテーマパーク周遊。グループ分けは、メンバー全員で話し合って決めてよいという。通常の“花くじ”で、運を天に任せる方式ではないだけに、ここは誰しも慎重に決めていきたいところ。だが、大切なのは、“どこに行くか”よりも“誰と行くか”の方。しゅうま(呉愁真)がゆあんをいの一番に誘うなど、想いの強いメンバーから順に、意中の相手とペアを組んでいく。

 すると、あみ(大竹愛美)以外のメンバーが、なんとテーマパーク組に手を挙げる。最終的には、番組史上初かと思われる、グループ行動で“別れない”という結果となってしまった。途中には、メンバー自身からも「別れなくてもいいけど、ショッピング組も気になる」や、同グループを選べば「ふたりきりになれるってことだよね」「チャンス」と口々にこぼされるも、全員の意志は固い。

 逆に考えれば、全員が貴重な2日目を一緒に過ごすというのは、どのペアを考えても恋の条件が等しく同じということ。あえてふたりきりになるアドバンテージを捨ててまで、全員が平等な条件で向き合うことを選んだ。こうしたケースはきっと、『台北編』以降のシーズンから振り返ってみても非常に面白く感じられると思うし、なんとも不思議なグループ分けとなった。

 途中、ジェットコースターの座席など、各々が気になる相手とペアになる時間こそあったものの、その後のフリータイムでも、この特別な空気感を漂わせる彼らならではな光景が。わつらふ(吉沢わつらふ)でいえば、あみとひより(アンジーひより)。めいり(永松芽麗)は、たかと(山口昂歩)とひろむ(富口大夢)と、まさに“両手に華”と言わんばかりに、ライバル2名が意中の相手を囲む状態で、フリータイムを過ごしたのだ。各々が2ショットをするわけでなく、あえてオープンな状態でお互いの想いをアピールしあう。ともに平静を装いながらも、心のうちでは全面戦争な想いをめらめらと燃やしていたのだろう。

わつらふ&めいり、“両手に華”な3ショット 初日から“モテキャラ”に変化が

 それではまず、わつらふを巡る、あみとひよりのライバル関係の方から紹介。前述の通り、あみはグループ決めの際、自身の焦りからその場の流れでテーマパーク組に参加することに。それでも、わつらふにとって彼女は一緒にいるとドキドキする存在。一方のひよりは話していた楽しい相手。この3名で楽しんだコーヒーカップでは、ひより以上にあみの方が気になっているという、わつらふからの宣言もあった。

 ぐるぐると回転するコーヒーカップのなかで、各々の心境報告をするシチュエーションがまた稀なのだが、この質問こそひよりの方から投げかけてしまったもののため、若干の仕方なさも見られる。なにより、あみもまだ諦めなければ勝機はあるとわかったし、同時にわつらふがここまで“モテキャラ”になるとは……と、色々な面で驚かされる3ショットだった。

 続いて、めいりを囲む、たかととひろむの会。めいりの提案で、自身の気になる部分をふたりに説明してもらった後、「ちゃんとはっきり言ってくれてありがとう」など、細かく意見を伝えていく。男子ふたりが心のうちでどう感じているかは定かではないが、わかっているのは、ここには“人を下げて上がる制度”などない。とにかく、ただひたすらに自分を上げて、上げまくるしかないのだ。

 しかしながら最後には、めいりから年下のひろむに“弟感”を抱いてしまうというショックな指摘も。思えば、現在はしゅうまと2ショット中で、猛アプローチを受けているゆあんとともに、ひろむもまた序盤では“モテキャラ”として引く手数多だったはず。それがいまや、めいりの方が“追う側”から“追われる側”に……。そんなひろむをゆあんが気になっている点も踏まえ、知らず知らずのうちに、第一印象で人気だったメンバーの恋が上手くいっていないあたり、今シーズンの『今日好き』も我々を楽しませて仕方がない。

関連記事