2m超の巨大外来生物を捕獲から調理まで 野生児YouTuberに学ぶ“釣り知識”

 昨今、釣り系YouTubeチャンネルは増加しており、各チャンネルがしのぎを削っている。そのなかで、チャンネル登録者数7.59万人と人気を誇るYouTuberがいるので、ぜひ紹介したい。そのチャンネル名は「水ラーメン」だ。概要欄では「自然が大好きな野生児YouTuberです」と自らのことを紹介している。

 水ラーメンは、カニやザリガニ、ウツボなどを捕獲して調理する男性クリエイター。1~2週間に1本と投稿頻度はそれほど高くないが、動画はコンスタントに再生回数を獲得しており、根強い人気があることがうかがえる。

 「水ラーメン」のチャンネルは、インパクトのある動画が多いことが特徴だ。筆者がとりわけ驚いたのは「あらかわさんと超巨大アリゲーターガーを捕獲して食べてみた【2m級】」(2022年6月22日公開)という動画である。本動画は、2メートル超の特定外来生物アリゲーターガーを捕獲し、調理して食事までするというインパクトの強い内容になっている。

 このように、彼は海の生き物を捕獲し、調理して食事するまでのようすを1本の動画にして投稿していることが多い。彼の人気の秘訣はどこにあるのだろうか?

 その理由として、とにかく魚やそのほか生物に関する知識が豊富な点が挙げられる。豊富な知識をもとに、魚などの生物に関して一つひとつ細かく解説を入れるのが彼の動画のスタイルだ。2023年10月21日に公開した動画「夜の川を照らすと魚が大量発生していた」でも、モクズガニのオス・メスの見分け方や調理後の味、シーバスの生態、釣り場に最適な水位まで、一つひとつ丁寧に説明している。動画でやってきたのは“汽水域”(きすいいき)という場所だ。汽水域とは海に近い川のことで、淡水と海水が混ざり合う栄養豊富な区域だと解説した。

夜の川を照らすと魚が大量発生していた

 水ラーメンの動画はエンタメ性に溢れるものが多いが、そのなかで彼には知的な印象を覚える。こうした、釣りに関する知識の豊富さと丁寧な解説で、視聴者も「へ~、そうなんだ」と勉強になる部分が多く、興味をもって動画を見ていることがうかがえる。実際、釣り初心者の視聴者は、水ラーメンの動画を参考にしているようだ。

 また、釣りを大切にしている姿勢も、視聴者に受け入れられていると感じる。上記の動画では、海岸に流れ着いたプラスチックごみが、海洋生物に悪影響を与えることを警鐘しており、心から釣りを大事にしていることがわかる。動画のテンポもよく、最初から最後まで飽きずに視聴できる。勉強になる部分も多いので、釣り好きな方は、視聴しておいて間違いのないチャンネルだろう。

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