『今日好き 台北編』1話ーー人気継続メンバーの気になる相手は“香水好き”男子 「緊張です」2ショットで初々しい反応

わつらふは『台北編』の主役となるか? “恋愛見届け人”たちの期待が一挙集中

 きさき×わかの“香水ペア”以上に、1話から大きなインパクトを残したメンバーがいる。“恋愛見届け人”たちも大絶賛。井上裕介(NON STYLE)の特権といえる、スタジオの“上の方”に赤い文字で名言が刻まれるエフェクトを、まさかの初登場で引き出した逸材=わつらふ(古沢わつらふ)のことだ。

 第一印象で気になったあみ(大竹愛美)との2ショットでは、人見知りぎみな彼女に対して、とにかく根っからフランクに会話を弾ませる。あみは自身の好物である餃子を作る際、一緒にチーズなどさまざまなトッピングを仕込み、ワクワク感を楽しむのが好きだというが、その話を聞いたわつらふが一瞬停止。その後、はっとして「料理は足し算です!」と名言を閃く(前述の赤字エフェクトとなったのもこの言葉だ)。残念ながら、“料理は引き算”が正解なのだが、そうツッコミたくなってしまう部分まで含めて、彼の愛される人柄を示すに最高の初2ショットであった。

 本題からは少し外れるが、彼を見て思い出したのが『卒業編2022』で伝説を残した、フレンドリーな関西人=けいと(木下敬斗)。彼のことを読者はまだ覚えてくれているだろうか? 当時、意中の相手に告白した際の第一声が「え〜、こんにちは」と“商人”風な挨拶だったり、続々と2ショットに向かうメンバーの背中に「僕はどうしたらええですか?」と投げかけたり。ディナーの際に、周りの男子がそれぞれ隣に座る女子の飲み物の蓋を開けてあげるなか、“僕は自分で開けますよ”と言わんばかりの表情で、一人寂しく開栓をしていたり。どこか憎めず、愛してしまう天然キャラが、今回のわつらふと少しだけ似ているようにも思える。

 閑話休題。「料理は足し算です!」発言の後、幼い頃から得意だという(が、決して上手くもないという)ゴリラのイラストを即席で描いてあみにプレゼントするなど、本稿前半で紹介した“香水トーク”との飛距離が物凄いわつらふ。だが、あみを2ショットに誘う際には「じゃあ話に行こう」と、さりげなく男前なセリフで、かつ気を遣わせない声のトーンがとても心地よかった。しかも、初対面の女子の肩に、ぽんっと手を置いても不思議と嫌なキモチにさせない。

 冒頭の顔合わせで、恋愛見届け人たちから、わつらふならどんなワガママや無理難題でも笑って許してくれそうだと軽くネタにされていたが、わつらふが常時“受け入れモード”だからこそ、男女問わず今回の参加メンバー、さらには視聴者を含めて、彼の存在を受け入れてしまうのかもしれない。少年が少年のまま高校生になったような……『台北編』屈指の注目メンバーが、早くも世間に見つかってしまった。

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