Antler、起業支援プログラム「Antler Cohort Program」第2期を開始

 グローバルベンチャーキャピタルAntlerの日本法人であるAntler株式会社は、起業支援プログラム・第2期「Antler Cohort Program」を開始。

 世界28都市で展開している起業支援プログラム「Antler Cohort Program」は2018年以来、累計900社以上のスタートアップを輩出。起業家支援プログラムの第2期「Antler Cohort Program」では、厳選なる書類選考・複数回の面接を経て、366名の応募の中から66名の起業家候補が選出された。

 参加者の国籍は8か国に渡り、20代が約3割、30代が約4割、40代が約2割。中には現役大学生や70代の参加者もいるようだ。出身業界はテクノロジー、大手事業会社、コンサルティング会社など幅広く、平均11年の職務経験があるとのこと。そんな多様なバックグラウンドを持つ参加者たちが、AI、Health Care、FinTech、EdTech、HRTechといった分野での起業を目指し、約10週間のプログラムに挑む。

 本プログラム最大の特長は、共同創業者のマッチングに重点を置いている点。創業前の”Day Zero”から世界のマーケットを目指せるよう、チームビルディングから事業アイディア創出、資金調達まで包括的に支援する。チームの基盤を固める第1週目から第2週目は、お互いを知るための様々なグループワークを通して共同創業者探しをサポートし、また各分野の専門家をゲストに迎えた実践的な講義も開催する。

 事業アイディアのブラッシュアップを行う第3週目から第9週目は、Antlerの投資チームやメンター、アドバイザーからのフィードバックを受けながら、事業アイデアの具体化、精緻化に取り組む。この期間、日本版プログラムの独自支援として弁護士や社労士など各種士業の方からもサポートを受けることが可能とのこと。

 そして第10週目には投資委員会への事業プレゼンテーションを行い、投資判断がされたスタートアップ企業に対しては、Antlerが2,000万円をプレシードラウンド出資。出資を受けた企業はその後もAntlerのグローバルネットワークを活用し、継続的に事業支援を受けることができるとのこと。2024年3月には外部資金を含む資金調達に向けたDemo Dayの開催も予定しているようだ。

■起業支援プログラム・第2期「Antler Cohort Program」概要
期間:2023年10月2日(月)〜12月8日(金)(最長10週間)
会場:FinGATE KAYABA

■プログラム構成
第1週〜第2週:創業メンバーマッチングアクティビティ、実践的講義
第3週〜第9週:事業アイデアの具体化、精緻化
第10週:当社投資委員会でのプレゼンテーション

■主な支援内容
・創業チーム作り
・各分野で活躍する専門家による実践的講義
・アドバイザー陣によるメンタリング
・各種士業(弁護士、社労士、司法書士、税理士、会計士、弁理士)の方々によるサポート
・創業前の方を対象とした期間中の金銭的補助
・法人設立に関する支援
・資金調達のためのプレゼンテーション機会
・2,000万円のプレシードラウンド出資 (投資判断がされた企業のみ)

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