『シャッフルアイランド Season4』最終話ーー“ロミオとジュリエット効果”が告白成功のカギに 熱いキスも交わされたカップル成立の瞬間

運命のラストシャッフル。告白の権利を手にしたのは……?

 ついに迎えた運命のラストシャッフル。本番組には、最終告白の日に同じ島にいなければ、想いを伝えることができないというルールが存在する。

 そのため、赤い貝を引いてしまい、りが(清水里香)がいるIsland PINKを離れることになったしゅうと(関秀斗)は、すでにリタイアを決意。Island BLUEにいる5人の男子のなかで、移動の権利を手にしたいのはたいせい(陸大成)のみだ。つまり、彼が赤い貝を引けば、すべてが丸くおさまる。

 しかし、これまでの統計上、そう上手くいかないのは分かっている。ちょっぴり諦めかけたその時、赤い貝を引いたのはたいせいだった。まさか、5分の1の確率を手にするとは……。彼のジョナへの熱い想いが届いたのだろうか。久しぶりに、こんなに幸せなシャッフルを見たような気がする。

成立した4組のカップル。その裏で儚く散った恋

 シーズン4では、4組のカップルが成立した。

 まず、本番組の題材でもある“ロミオとジュリエット効果”を最もうまく活用したのが、たいせい & ジョナだと思う。シャッフルを繰り返していくなかで、会えない時間が長かった2人。想いが通じ合っているにも関わらず、いつも“距離”に邪魔をされていた。

 しかし、だからこそ、じっくり自分の気持ちと向き合うことができたのだろう。「会ってない時の方が、考える。本当に好きなんだなと思いました」というたいせいからの告白。この2人は、たくさんの“壁”に負けることなく、どんな時も相手を信じ、心を通い合わせてきた。このしんどさをともに乗り越えた経験があれば、きっとどんな問題にも立ち向かっていけるはずだ。

 そして、安定感があったかつと(竹内克斗)とくらら。成立してから、改めて2人が並んだところを見た時、「なんて、お似合いなんだろう……」と感動した。まるで、最初からこうなることが決まっていたかのような。“しっくり”という言葉が、2人にマッチしている。

 また、ちょっぴり心配だったりゅうだい(鬼倉龍大)とまはる(まえだまはる)も、無事にカップル成立。りゅうだいに告白されたまはるが、「私が自分からりゅうだいくんに好きって言ったことないの分かってた?」と言った瞬間、「たしかに、聞いたことない……」とゾワっとしたが、そのあと「今日のために取っておきました。私も好きです」と続いたので、心底安心した。

 りゅうだい & まはるは、強気なまはるをりゅうだいが優しく包み込むような、見ていて癒されるカップルだ。「幸せにします(まはる)」「俺のセリフな(りゅうだい)」「いいや、私の幸せは私が決めます(まはる)」という会話も、いわゆる“令和っぽさ”を感じてかっこよかった。この2人は、新時代のカップル観を提示していく存在になるような気がする。

 そして、アンドリューを一途に想い続けてきたりん(南凛)の恋が叶ったのもよかった。アンドリューが告白する時に、「最初から最後まで、自分のことをいちばんに想ってくれた」と伝えていたが、本当にりんはいつも彼にまっすぐな言葉をかけていたと思う。その気持ちが、最後の最後でアンドリューの心に刺さったのだろう。

 ただ、強い想いがあっても、叶わないことがあるのが恋愛のむずかしいところだ。シーズン4で、いちばん一途だったといっても過言ではないりの。初日から、れん(加藤怜)のことをまっすぐに想い続けてきたが、彼の心を射止めることはできなかった。それでも、旅を終えたあとのりのが清々しく見えたのは、やっぱり気持ちを伝え続けてきたからだと思う。しっかり戦い抜いたら、後悔は残らない。りのの恋を通して、たくさんのことを教えてもらった。

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