これは掃除機の革命だ! 水拭き可で「床拭き」と「吸引」が一度にできる新感覚掃除機『JC-M1A(MIZUKI)』の実力とは

 日々の家事の中で、面倒なことの一つが掃除。普通に生活しているだけで、ほこりや髪の毛、ペットの毛など、気がついたら目に見えない汚れが溜まっています。

 筆者はこれまで部屋の掃除をする際は、クイックルワイパーのようなウェットタイプのモップをかけ、その後に掃除機をかけるという二段階で掃除を行っていました。床に落ちた埃や髪の毛をしっかり掃除することはできていましたが、正直、二段階での掃除が面倒くさいと思っていたところ。

 そんな悩みを日々抱えている人に向けておすすめしたいのが“床拭き掃除機”として、一度に水拭きと吸引が同時に実現できるハイアールの『JC-M1A(MIZUKI)』(以下、MIZUKI)。どこまで楽に部屋を綺麗にしてくれるのか、その実力を試してみました。

吸引式床拭き掃除機「MIZUKI」とは?

 『MIZUKI』は「世界一清潔な空港」と評される羽田空港を清掃のプロとして支えてきた新津春子さんとの共同開発で、2023年5月に発売されました。モップローラーブラシの回転数や水拭き時の供給水量など、新津さんの経験や技量が惜しみなく注ぎ込まれ、汚れを落としやすい仕様に調整されているそうです。

 ブラシに水を含ませ床を磨き上げる「水拭きモード」、水拭き前のゴミの吸引や、ブラシに水を含まずに床をサッと拭ける「ドライ吸引モード」、しつこい汚れもしっかり吸引する「パワーモード」などが用意されています。さらに、フローリングから畳まで、さまざまな素材に対応。水拭きができない畳などの床材は、ドライ吸引モードに切り替えての掃除が適しているとのこと。

本体サイズは26.1×26.6×111.6cm(幅×奥行き×高さ)。重さは4kg。

 シャンパンゴールドをアクセントに入れた黒を基調としたボディが、機械っぽさを出しすぎず、上質さを感じさせます。シックなデザインで、洋室だけではなく、畳の和室にも馴染みそう。掃除機は使用頻度が高い家電なので、充電スタンドを含めて常に部屋に置いておいてもインテリアを邪魔しないことは大事な要素です。

 側面もスリムなデザイン。棚の横や、クローゼットのちょっとした隙間にも入り込めそうです。

『MIZUKI』をリビングやキッチンで使用してみた

 MIZUKIを実際に使用してみます。まずは、タンクに水を補充。

 ハンドルを持ちながらタンクを差し込んで本体に取り付けます。ちなみに、水のほかに洗剤や温水の投入も可能で、油汚れや皮脂などの落ちにくい汚れにも対応するそう。

 電源ボタンを押すと作動。『MIZUKI』のおそうじモードには、水を供給しながらローラーブラシで拭き、吸い上げる「水拭きモード」と、普段のお掃除に使える「ドライ吸引」の二つのモードがあります。ワンタッチで切り替えられるのでとてもわかりやすい。

 運転モードには、「標準(AUTO)」と「パワー」があり、長時間掃除したい際は標準、頑固な汚れを掃除したい時はパワーモードを使います。

「水拭きモード」にすると、先端のふわふわのブラシに水が染み渡り、湿ってきました。

 フローリングを水拭きしてみましたが、掃除した後に足の裏がベタベタしすぎない程度のちょうどいい拭き加減でした。

 机の下にもスムーズに入り込んでお掃除。

 キッチンでも使ってみました。キッチンは、食材のカスや誤って床にこぼした液体、調味料などで汚れやすい部分。水で拭き取る床拭き掃除機が大活躍です。

 実際に液体を床拭きしている動画がこちらです。

 

 キッチンマットを掃除する際は、水拭きではなく「ドライ吸引モード」で対応。ブラシを取り替える必要がなく、ワンタッチでモードを変更できるのでラクラク。

 使用後は充電スタンドに置いて充電します。5分くらいの使用で充電が100%→91%くらいに減っていました。一度の掃除で充電がゼロになることはほぼないのでしょうか。

使ってみてわかった、女性でも持ち運びやすい設計

 
 『MIZUKI』の利点は多岐にわたります。まずはコードレスで持ち運びが楽だという点。タイヤの小回りがきくのでスムーズに掃除ができ、女性1人でも軽々と操作できる軽量設計です。

 さらには、水を使うことで細かいほこりや頑固な汚れもしっかりと取り除けるため、普通の掃除機よりも「掃除して綺麗になった!」という達成感を感じられました。

『MIZUKI』はこんな人におすすめ

 『MIZUKI』は、これまで水拭きで家を掃除していて足腰への負担を感じていた人にぜひおすすめしたい掃除機。自走式パワーヘッドなのでスイスイと掃除ができ、全く疲れません。子どもやペットと暮らしていて家が汚れやすい人には特に水拭き機能が大活躍すると思います。

 ほかにも、最近水拭き機能を持ったロボット掃除機もいくつか販売されていますが、部屋の間取り的にロボット掃除機の利用が難しい人にもピッタリの製品だと感じました。

 床拭き掃除機を試すのは初めてでしたが、水のベタベタ感や、水を入れることで重量が重くなるのではないかという当初の心配は全くの杞憂でした。むしろ、程よい水拭き加減で掃除してくれて、使い勝手も良く、驚きました。

 床拭き掃除機は世界的なトレンドとなっており、世界各地で注目も高いジャンルだそう。掃除の手間を減らし、清潔な環境を手軽に維持できる画期的な掃除機だと感じました。今後も新たなバリエーションが増えてくるでしょうし、これからのおうちの掃除の新常識となるかもしれませんね。

◎参考情報
https://www.haier.com/jp/markets/mizuki/

ダイソンから2機種の掃除機が登場。 初の水拭きモデル&最新モーター搭載の最強モデル

コードレス掃除機でおなじみのDyson(ダイソン)から、日本向けの新製品が2機種発表された。TOP画像の右側が『Dyson V1…

関連記事