『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#5ーーひろゆきが「勝手に触るな」と激怒されたわけとは? アフリカとの価値観の違いを突きつけられる

 そんなザンビアを経て、到着した次なる国はマラウイ。マラウイは世界銀行曰く世界最貧国の1つ。人口の70%が1日1.9ドル以下で生活している国だ。ここで衝撃だったのは、木の前で佇んでいた青年・デビッドとの交流。ビールを売っている場所を聞くと、彼は自らも帯同する形で店まで案内してくれた。その手厚いサポートに、感謝の意を示そうと食事に誘ったひろゆき。それを受け、デビッドはレストランまで案内してくれたのだが、彼は1杯のドリンクを注文したのみで、食事はせず「帰る」と言い、行ってしまったのだ。この時の時刻は、18時。日本人の我々にとっては、夕食の時間、はたまた仕事の就業時間だったりするが、普段19〜20時に寝るデビットにとっては、遅すぎる時間だったのだ。そんなことを知る由もなかったひろゆきと東出にとっては良かれと思ってした行動だったのだが、結果的に裏目に出てしまった。国を越えれば幸せや、感謝を伝える方法さえ変わってくる。またしても、ふたりは価値観の相違を突きつけられることになってしまった。

 互いの価値観を考えさせられることになったのは、国を超えてだけではない。実は東出が、この旅に参加しようと決意したのは「この歳でアフリカに行けて、貧乏旅行という前提があったり、四六時中ひろゆきさんと半月以上ご一緒する。自分でも感じたことのない自分に会える」と思ったからだそう。このコメントから、いろんなことを経験し、彼は今、自分の中の価値観を一旦壊そうとしているように感じられた。

 価値観とは、幸せとはということを考えさせられたエピソード5。次回、エピソード6では、トラブルも起こる予感。まだまだ目が離せなさそうだ。

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実業家の西村博之(以下、ひろゆき)がアフリカ諸国を横断する番組、『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』がABEMAで配信中だ。 …

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