GoogleマップからApple Mapsに移行するユーザーが増加 『iPhone 15』の登場で逆転劇が起きる可能性
iPhoneユーザーが多数派の日本だが、地図アプリは『Googleマップ』が不動の一強状態だ。しかしこの状況に近く、地殻変動が起こる可能性があることが分かった。
iPhoneのお膝元であるアメリカでは『Apple Maps』のユーザーの割合が上昇傾向にあることを「The Wall Street Journal」がキャッチしたのだ。
ユーザーが移行している理由の一つとして、Googleマップは情報が多く雑然としているのに対して、Apple Mapsはスッキリとしたデザインで、一番求めているルートを確認しやすい点が挙げられる。
広告収入が売上の9割以上を占めるGoogleに対して、洗練されたプロダクトをユーザーに届けるビジネスモデルが主軸のApple。この両者の哲学が足元で違いとなって現れているようだ。また、Apple Mapsは公共交通のわかり易さと3Dのビジュアルが魅力的なデザインが奏功していると「MacRumors」はみている。
後発のApple Mapsだが猛烈な進化を遂げており、Googleマップのストリートビューに似た「Look Around」という機能も近年リリースされた。
Apple Mapsの開発はとどまるところを知らない。今秋リリース予定のiOS 17では、オフラインマップが利用できるようになるそうだと「CNET」は注目している。Googleマップはすでに対応しているが、旅先などインターネットに接続されていない状況でも地図を確認できる機能は心強い。
2023年の秋にリリースされることが予想される新型『iPhone 15』のユーザーが、このトレンドを察知してGoogleマップではなく標準インストールされているApple Mapsをそのまま使うことも考えられるだろう。
AI開発において『ChatGPT』の脅威にさらされているGoogleだが、圧倒的な優位を誇ってきた地図アプリでも、今後の道のりは視界良好とはいかないようだ。
(source)
https://www.wsj.com/articles/apple-maps-app-popularity-iphone-8e52aec1
https://www.macrumors.com/2023/07/18/apple-maps-winning-over-haters/
https://www.cnet.com/tech/services-and-software/this-google-maps-feature-is-coming-to-apple-maps-this-fall/
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