ライブ配信サービスで「Vライバー」の需要が高まる 8割のユーザーが課金、自らが配信したいという意向も増加

エンタメテックメディアであるリアルサウンドテック読者はどうみている?

 Vライバーの盛り上がりは、『17LIVE』内だけで起きている局所的な現象なのだろうか。アプリの外側の温度感をたしかめるべく、日ごろからエンタメやテクノロジーにアンテナを張っているリアルサウンドテックの読者にもアンケートを取ってみた。

 読者に普段視聴するライブ配信のジャンルを尋ねると「ゲーム(120)」「Vライバー(98)」「歌(77)」の順に多かった。読者の間でも「Vライバー」は2位にランクインしており、人気の高まりは『17LIVE』内に限った話でないことが伺える。

 また、「Vライバー」についてこれまでの視聴経験を尋ねると、現在も視聴している人を含め、約3人に2人が経験があると答えた。

 読者はどこで「Vライバー」の配信を視聴しているのだろうか。アンケートをとると、視聴をしたことがあるユーザーのなかでは、『YouTube』に続いて『17LIVE』『SHOWROOM』『Mirrativ』に票が入る結果に。VTuberの視聴プラットフォームとして支持されてきた『YouTube』については大方予想通りの結果ではあるが、その他のプラットフォームでは『17LIVE』が頭ひとつ抜けている印象だ。内部での盛り上がりがあるからか、「Vライバー」を視聴するためのプラットフォームとして、『17LIVE』は一般的になっているようだ。

 最後に今後「Vライバー」や「VTuber」として配信をしてみたいかを尋ねた。「とてもそう思う(19.3%)」「ややそう思う(26.6%)」を合わせると、約半数がポジティブな回答だった。

 「Vライバー」のプラットフォームとして盛り上がりをみせている『17LIVE』、エンタメ×テクノロジーに興味関心があるリアルサウンドテックの読者の間でも「Vライバー」の認知が高まっており、そしてそのほとんどの人が好感的な印象を持っていることがわかった。また、視聴にとどまらず、自らが配信してみたいという意向を持った人が多いことも判明した。今後「Vライバー」の数はより増えていき、さらなる盛り上がりが期待できるだろう。

 これまでのライブ配信のゲーム・チェンジャーとなり得る「Vライバー」。あらためて、今のうちにおさえておきたいジャンルだ。

※『17LIVE』アンケート:『17LIVE』アプリ内ユーザー1585人に実施
※リアルサウンドテックアンケート:読者218人に実施

関連記事