「世界一着陸が危険な空港」や「スラム街」になぜ潜入? 命知らずなYouTuberが見せる非日常体験

 「おのだ/Onoda」や「BUCKET LIST〜死ぬまでにしたいこと〜」など、今や世界を旅行して動画で紹介するYouTuberは数多くいる。そんな群雄割拠のなか、コンテンツ力の高さで異彩を放つ世界旅行系のYouTuberがいる。チャンネル登録者数28.2万人を誇る「Bappa Shota(バッパー翔太)」だ。今回はBappa Shotaが届けるコンテンツの魅力を深掘りしていきたい。

コックピット席から世界一着陸が危険な空港の着陸を体験したら気絶しそうになった

 Bappa Shotaとは、SHOTA(翔太)という男性が運営するチャンネル。かつて、プロの野球選手になる夢をもっていたが諦め、人生の目標を失ってしまった喪失感の最中、ハワイに住んでいた従兄弟から海外に行くことを勧められる。そこで、ワーキングホリデービザを使ってオーストラリアに滞在したことから、海外の魅力に触れ、そこから世界各国の旅行を続けている。

 冒頭のとおり、彼について特筆すべきはコンテンツ力の高さにある。たとえば、直近で視聴者を驚かせた動画と言えば、2023年5月に公開した「コックピット席から世界一着陸が危険な空港の着陸を体験したら気絶しそうになった」だ。本動画ではなんと、タイからブータンに飛行するドゥルク航空のコックピット席で、操縦の様子をSHOTAが見学させてもらえるというのだ。

 着陸するブータンのパロ空港は、標高約2300メートルの場所に位置しながら、周囲の約5500メートル級のヒマラヤの峰々を通り抜ける必要がある。さらに、パロ空港には管制塔がないため、視界飛行での着陸が求められる。高度な飛行技術が求められるなかで、コックピット席に一般人を乗せるのは危険な行為であるはずだが、ドゥルク航空はそれを許可した。SHOTAがどのようにドゥルク航空と交渉したかについては触れられていないが、非常に貴重な動画に、視聴者は「貴重な動画をありがとう」「昨今セキュリティが強化されているなか、撮影できるのはすごい」と賞賛の嵐であった。

医学的にも原因不明で61年間1度も寝た事ない男の生活が人間離れしてた

 本動画以外にも「61年間1度の眠ったことがないベトナムの男性にインタビューする企画」「アフリカのスラム街マーケットに潜入する企画」など、私たちが普段見られないような景色や人物などを動画越しに体験できる。コンテンツ力が飛び抜けており、まさにBappa Shotaは、YouTuberらしいYouTuberと言える。海外旅行が好きな方、バックパッカーに興味がある方はなどは、この機会にぜひBappa Shotaの動画を視聴してみてほしい。

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