恋愛リアリティ番組は「中年・シニアが主役の時代」に突入か Netflix『あいの里』の“キラキラしない恋愛”を伝えた功績
『あいの里』が証明した「キラキラ系」という非現実の終焉
「キラキラしていない恋愛リアリティ」としても話題となったあいの里だが、もはや「キラキラ系」という言葉自体が死語となりつつある。SNSは流行ではなく定番となり、一般人がインフルエンサーとして活動することも当たり前の時代。実際「キラキラという非現実」は、すでに数年前から視聴者に飽きられてきているように感じる。
海外のリゾート地や豪邸でのドレスパーティではなく、古民家での自給自足生活。メンバーも美男美女で統一するのではなく、友人や親戚にいそうなメンバーも織り交ぜることで、『あいの里』での暮らしは視聴者によりリアルに映った。『あいの里』の流行は、リアリティ番組に求められるエンタメ性が、他人の恋愛を考察し発信したくなる仕組みだけではなく、出演者の人生経験や人柄から見える「恋愛のストーリー性」に変化しつつあることを証明した。
5月16日には、アメリカ版『Bachelor(バチェラー)』がシニア世代を主役とした『ゴールデン・バチェラー』を2023年秋に放送するとも発表した。近い将来、リアリティ番組の出演は若者のみの特権ではなく、人生経験や深い人間性を買われた中年やシニア世代が出演することが当たり前になっていくのかもしれない。
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