『花束とオオカミちゃんには騙されない』10話ーー好意に対する“申し訳なさ”が怪しい……1番優しいメンバーからも疑われてしまった女子2人は?

 そしてマテウスの言葉通り、おみとの太陽LINEデート中、ちせもどこか苦しそうだった。まなみ(永井愛実)脱落後、元気がなくなったちせにおみは「(自分を)心の支えにしてほしい。ちせが元気なら俺は元気。辛いことがあれば言ってほしいし楽しいことも言ってほしい」と声を掛ける。

 「やっぱりおみが一番(自分の変化に)気付いてくれる」と言いつつも、とても正面からは受け止めきれないというように目を細めるちせの姿が印象的だった。その苦しさを「自分の気持ちに答えを出したい」と気持ちが固まっていない申し訳なさにすり替えていたようにも見えた。

 さて、アトリではとびっきり可愛い計画が作業最終日に始動された。りゅうたろう(今井竜太郎)の“大人化計画”だ。くれは(中川紅葉)の名前を呼び捨てにできるよう練習する様子も、実は家で1人で自主練していたのも全てが愛らしすぎる。いつもと違う髪型で大人っぽくイメージチェンジをして、「くれは」と呼びかけるりゅうたろうのことをきっと視聴者皆が応援したくなったことだろう。

 くれはの受け答えも大人で優しく素敵だった(くれはのやりとりを見るに、彼女は幅広い人からモテるだろうなとつくづく思う)。勇気を出してくれたその健気さに応えようと、あるいは照れ隠ししてしまい素直にはリアクションできない分、こっそりりゅうたろうの作業着のフードの下にメッセージを忍ばせる。「りゅうくん大スキ」「いつもカッコよくいてくれてありがとう。これからもよろしくお願いしますネ」「もっとデートしたかったなー!」とメッセージを書くくれはもとびっきり可愛かった。

 次回はいよいよフラワーフェスティバル本番。まなみの復活は叶ったのか。そしてとうたろう(柊太朗)が送った月LINEの相手は誰なのか。残り少ない彼らが一緒に過ごせる日々を見届けたい。

【場面写真】『花束とオオカミちゃんには騙されない』10話

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