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春のイヤホン衣替え オーディオ評論家・野村ケンジも注目の最新ワイヤレスイヤホン【AVIOT編】
春といえば衣替えの季節。愛用のイヤホンもこれを機に一新してはいかがだろうか。というのも、最新イヤホン、特にTWS(完全ワイヤレスイヤホン)の進化はめざましく、2年も経てばかなり色あせた存在になってしまう。対して最新モデルは、接続性が安定してきたり操作がし易かったり良音質コーデックに対応したりと、使い勝手も音質もかなり良くなってきている。そんな最新おすすめTWSのなかから、新進気鋭のジャパンブランド・AVIOTのユニークな新ワイヤレスイヤホン『Openpiece Elite WB-E1』を紹介しよう。
音質にこだわったハイブリッド!?骨伝導イヤホン
AVIOT 『Openpiece Elite WB-E1』
【商品解説】
日本人による日本人のためのワイヤレスイヤホンを製品ポリシーとして掲げ、最新技術を積極的に取り入れた製品を矢継ぎ早にリリースすることで注目の的となったのが国内ブランドのAVIOTだ。
同ブランドでは近年「Openpiece」と銘打ったシリーズが登場、“外音が自然に取り込まれる”デザインを採用した完全ワイヤレスイヤホンなどを発売しているが、その「Openpiece」シリーズの最新モデルがこの『Openpiece Elite WB-E1』だ。
こちら、外観は近年ラインアップが充実してきた“骨伝導イヤホン”と呼ばれるネックバンド式のワイヤレスイヤホンに見えるが、単なる骨伝導イヤホンではないユニークな製品に纏め上げられている。というのも、BA型ドライバーと骨伝導ユニットとのハイブリッド構成による、音質にこだわった製品となっているのだ。骨伝導ドライバーの特性上、歪みの起きやすい中高域をBA型ドライバーによって補い、全帯域においてバランスの良いナチュラルな音質を再現しているという。気になるのはBA型ドライバーによる音漏れだが、指向性の高いユニットを採用しつつ耳介へと直接放射する構造を採用することで、音漏れも最小限にとどめられているという。
また、取り外し可能なブームマイクを別売で用意(セットモデルもある)。AIを活用したノイズキャンセル機能とあわせて、周りの環境に左右されないクリアな音声を確保したとアピールしている。
【深堀りポイント!】
「最大12時間の連続再生時間、マルチポイント対応、別売ながら着脱式ブームマイクを用意するなど、基本的にはスポーツ、ビジネスのどちらにも活用できるネックバンド式のワイヤレス骨伝導イヤホンだが、そのサウンドに関してはかなり特徴的。
骨伝導ユニットは人によっては(筆者なども)こもりがちな音色となるが、BAドライバー搭載の恩恵もあって、伸びやかな高域とダイレクト感のある中域を持つ“いい意味で普通”なサウンドを楽しむことができる。超小型のスピーカーを耳の前に置いたという比喩が最も近いだろうか、骨伝導ユニットならではのソリッドな低域とも相まって、クリアネスなサウンドキャラクターだ。
使い勝手の面では、別売ブームマイクに別途USB C端子が付属しており、マイクを付けていても充電可能な気遣いに好感を持った。音漏れに関しては、ハイブリッド構成の「高音質モード」に加えてBA型ドライバーの音声を抑制する「音漏れ抑制モード」も設定されているので、音漏れが気になる環境でも安心。とはいえ、骨伝導ユニットはカナル型イヤホンに比べると音漏れが大きいので、静かな室内やラッシュの電車内などはオススメしない(もちろん他人のいない環境は別だ)。あくまでも屋外がメインフィールドの製品と捉えるのが賢明だろう」
◯参考情報
https://aviot.jp/product/wb-e1m/
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