気鋭のアーティストと作曲AIのコライトにみた“明るい未来” 『Eggs Presents FIMMIGRM - AI Music Lab. -』レポート
文・取材=中村拓海
AIと創作をめぐる状況は日々変化しつつあるが、音楽とAIについては「人がAIの力を借りながら新たなクリエイティブを制作する」という理想がすでに現実のものになりつつあるのではないだろうか。3月4日、株式会社レコチョクにて行われた『Eggs Presents FIMMIGRM - AI Music Lab. -』は、そんなひとつの希望的観測を見出すには十分すぎるイベントだった。
『Eggs Presents FIMMIGRM - AI Music Lab. -』Digest Movie
そんなさまざまな機能を使って制限時間3時間で15〜60秒の楽曲を制作する、というワークショップがスタート。参加したアーティストは米澤森人、DADA GAUGUIN、灰かぶり、Night to Lie、Suhm、kijin、Kangaroockの7組。それぞれラッパー、シンガー、バンドマンなど活動形態も多様で、持ち込み機材もギターやサンプラー、キーボードのほか、エフェクターやアンプシミュレーターなど多岐にわたった。