『恋ステ 2023春~Sweet Orange Memory~』8話ーーモテ男子は“気まずさ”が女子を選ぶポイントに? ここなVSいちか、正反対の親友バトル

“友達みたいな”ここな vs “女の子らしい”いちか じょうしんが選ぶのは?

 じょうしん(西野成真)をめぐり、バトルを繰り広げているここな(久保湖波)といちか(木場苺花)。この2人は親友同士なのだが、タイプがまったく違うのが面白い。

 ここなが友達みたいなフレンドリーさで距離を縮めていくタイプだとしたら、いちかは女の子らしさをアピールして相手をキュンとさせていくタイプ。じょうしんは、ここなといる時の居心地の良さと、いちかといる時のときめきを天秤にかけて悩んでいるのだろう。それぞれに魅力があるだけに、選べずにいる気持ちも分からなくはない。

 ただ、翌日には最終告白を控えている。現時点で、じょうしんに告白をすると宣言しているのは、ここなといちか。会えない間にりん(池ノ上りん)とビデオ通話したことでじょうしんの心は3人の女子の間で揺れ動いていたが、りんとのツーショットデートを経て、“何か”違ったと気づいた様子。おそらく、じょうしんはここなかいちかを選ぶことになるのだろう。

 ここなが、「いちばん嫌やねんけど。なんでいっちゃん(=いちか)なん?」と言っていたが、その気持ちはすごくよく分かる。もしもじょうしんの選択肢のなかにりんが残っていたら、2人とも失恋する可能性があった。そしたらお互いに慰め合って、より友情を深めることができただろう。ただ、今の状況だと、選ばれても選ばれなくても気まずい。そのなかで、じょうしんはどちらを選ぶのだろうか。

 ちなみに筆者は、ここなが選ばれるような気がしている。なぜなら、じょうしんがりんを候補から外した理由が、“気まずさ”にあると思うからだ。ビデオ通話をしていた時も思うように会話が弾まなかったり、ツーショットデートの時も変な間ができてしまったり。その点、ここなはマシンガントークだからこそ、気まずくなることはない。じょうしんは、自分が会話のリードをする……というよりは、相手に引っ張ってもらいたいタイプのように見える。

 また、2週間という短い期間のなかで、好きな人を作ることはもちろんだが、信用できる相手を見抜かなければならない。ここなは、いちかに比べて言葉で想いを伝えまくっていた印象がある。「もう、ここなにして欲しい。絶対にここなの方が好きやから」と、自信を持って言い切れるほどに好きでいてくれるなら……と一途さに心を打たれる可能性もある。『恋ステ』において、前代未聞の“親友”同士の三角関係。どちらもが後悔のないラストを迎えて欲しい。

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