NFTを購入することで様々なエンタメ体験が可能に? 所有するだけで終わらない『Rakuten NFT』が見せる“その先”
NFTを所有した“推し活”はこれまでにない体験に
また、NFTを“推し活”に活用する例も。定額制の音楽聴き放題サービス『Rakuten Music』が開催するオーディションでは、ファイナリスト5名の歌唱音源やアーティスト写真を含むNFTを発売。NFTを購入することで、アーティストをデビューさせるための投票になるのだ。
ほかにもエンターテインメント業界において様々な方法でNFTが活用されている。橋爪功氏、高畑淳子氏主演の映画『お終活 熟春!人生、100年時代の過ごし方』が基となったNFTアート作品「お終活」もユニークだ。映画内の名シーンを元にしたNFTを一次販売にて購入したファンには、記者発表会(2023年4月25日(火)実施)に参加する権利や作品にエキストラとして参加する権利が付与される。
NFTに取り組むのは若手アーティストだけではない。俳優・歌手である加山雄三氏は名曲「お嫁においで」のデモ音源をNFT化。NFTの所有者は、加山雄三氏本人とともにデモ音源が収録されたオープンリールテープを視聴できるオンラインイベントに参加する権利が付与された。ビッグスターと一緒にオープンリールテープを視聴できるとは、得難い体験だ。
画家・金子國義氏の「不思議の国のアリス」シリーズのNFT所有者に対しては、金子画伯と縁の深い京都の祇園四条にあるバー「Bar山水-金子國義 真夜中の美術館」でのイベントが開催された。イベントでは生前に画伯が収集したヴィンテージワインが提供され、画伯の絵に囲まれて、ワインを飲む特別な体験となった。
『Rakuten NFT』はNFTを所有するだけでなく、その先の楽しみ方を様々な方法で提供している。クリエイターエコノミーが台頭している現代では、本当に好きな人やもののためにお金を使いたい、それが応援や自身の体験に直接繋がってほしい、という考え方が増えているため、所有のその先を見せてくれるNFTとの相性はとても良いように思える。NFTというと、とっつきにくく感じる人も多いだろう。しかし社会貢献やイベントへの参加、“推し活”といった日頃から関心のある領域からNFTを知るのも良いかもしれない。