ヒカルの新しいマネージャーが、ぼったくり被害にあったことを告白。2023年2月、ヒカルと朝倉未来（以下、朝倉）が実際に入店した動画を公開していた。そして、今回の動画では、ぼったくり居酒屋の元従業員が手口を完全暴露してくれた。

　まず以前の動画は、ヒカルが新しく雇ったマネージャーがぼったくり被害にあったことを受け、2人はその店舗に足を運んだ。話によると、席料金だけで1人4000円、ぼったくり被害の口コミが多く寄せられているとのこと。2人は到着したものの、スムーズにお店に入店できず「人を見て判断してるんじゃないか？」と、店側の思惑を疑う。一旦キャッチに捕まり、再度突入を試みる作戦に変更するも、キャッチがおらず失敗。

　結局一度来店経験のあるマネージャーが予約を取る形でなんとか入店に成功した。改めて店を見ると、出入り口のドアには誰かが押しかけてきたような傷跡、そして異様な匂いが立ち込めている。この匂いを朝倉は「ラスベガスは合法だからよく嗅ぐけど、マリファナみたいなにおい」と表現し、異様な雰囲気の中、今回の本題がスタートした。

　ヒカルは過去の動画でも、ぼったくりバーや当たりのないくじ引きに対しては、その資金力を活かし容赦なく詰めていった。一方朝倉は、過去の動画で店側が武力行使をちらつかせた際、余裕の声で「いいですよ、全然」と平然とした対応を見せている。いわば、対ぼったくりにおいては、最強と言えるこの2人。店側も2人の存在に気づいてからは、明らかな高額請求を行わなかった。5人のお会計は1万2000円と普通の値段。明らかにヒカルと朝倉に気づいていた店側は、正規料金で請求したのではないかと予想した。

　そして、今回の動画ではぼったくり居酒屋の元従業員が手口を完全暴露してくれた。元従業員は「人によって金額を変えていて、週末料金とか、歌舞伎町料金とかあり得ないようなところで金額を上げている」と開口一番に告発。店頭で払えない場合はATMまで付いていったり、残高がない場合は連絡先などを聞いて後日来てもらう形を取っていたりしたという。また、多い時の売り上げは月1000万円を超えることもあり、ヒカルもこれには引き気味だった。

　話が進んでいくと、マリファナが店の中にあり、働いている人たちがほぼほぼ薬物をやっていたり、未成年が朝まで働いていたりと違法な点がどんどん出てくる。過去には値段で揉めて、警察を呼ばれそうになったこともあったようで、その際はお通しをカットしたり、値段を下げたりして、対処してきた模様だ。これに対して、ヒカルは「警察もこの店がヤバいと分かっているけど、確定的な証拠がないから引っ張れないのではないか」と分析。今回の件を警察に報告することも考えたが、リークしてくれた子に被害が及ぶことを考え、この動画はぼったくりへの被害の抑止力としてほしいと締めた。

　今回のように、内部からの告発による注意喚起動画を積極的に制作していくとヒカルは語った。「闇を暴くコンテンツ」が唯一無二の武器となっているヒカルだが、動画によって抑止力は働くのか否か注目が集まる。