『今日好き 卒業編』3話ーー約束の指切りで素直になれない男子の心を開く 本人は「全員気になる」と煮え切らずか

女子メンバーが不満を暴露「あんなに朝から男の不満って喋れる?」

 冒頭から筆者の嗜好を話すことになってしまい恐縮なのだが、かねてより『今日好き』で好きな時間がある。最近はご無沙汰だったものの『卒業編2023』で久しぶりにオンエアされた。旅の最中に女子部屋で見られる女子トーク……いわゆる“女子会”だ。

 2日目朝、パジャマ姿ながらもビジュアルはばっちりという、“理想”という意味で全世界の女子が抱くリアルな願望を結集したかのような女子メンバーが5名。話題もまたリアルなものである。

 この旅からの新規メンバー枠のねね(永野好音)が昨晩、とおま(廣居永真)との観覧車デートにて“頭ぽんぽん”をされて、お互いに照れあっていたという話題で全員がひと沸き。ふたりきりの観覧車というシチュエーションからキスを連想したものの、「一旦無理かなって」と語るねねに、全員が「いや“一旦”って」と、すでにカップル成立後を想像している言葉選びでもひと沸き。ふたりのラブラブな様子が話の雰囲気から大いに伝わってくる。

 一方で、同じく新メンバーのセシル(菜那セシル)は昨晩のナイトサファリにて、気になるりく(山田莉久)と会話が弾まなかったとのこと。2日目に入り、旅の出だしが好調かそうでないかと、メンバー内でも徐々に明暗が別れてきた。

 そこから話題は、2話のダイジェスト記事でも触れた通り、りょうか(折田涼夏)とくにはる(國本陽斗)の現状に。ここでのりょうかの言葉をそのまま借りれば、やはりあれば“プチ喧嘩”だったのだろう。

 くにはるがりょうかに対して、自分自身をアピールするのではなく、他の男子を推してきたあの場面。あくまで自信が持てなかったのかもしれない。それでもりょうかは誰でもない自分を気になってくれたのだから、くにはるにはせっかくならば好意を示してほしかった。そんな内容に、きさき(寺島季咲)がかわいくもわかりやすく、画面の端で“理解できへん”という表情を示していたため、改めて見逃し配信などでチェックしていただきたい。

 結果的に「“この感じやめようや”みたいな感じでプチ喧嘩に」と、りょうかは当時の顛末を振り返ったが、スタジオメンバーの評価通り、早くも女子陣の不満ゲージが滅茶苦茶に溜まっている。こうした赤裸々な話によって、女子陣が仲よくなっていくという意見も納得だったが、なかでも井上裕介(NON STYLE)の「あんなに朝から男の不満って喋れる?」という指摘には至極同感でしかなかった。

 その後、全員が男子部屋に乗り込み、漏れなく朝2ショットをするというハッスル精神ならぬバイブスを見せつけてくれたところまで、今回の女子陣の力強さや逞しさを確認できたところ。とはいえ、まだ三角関係なども深刻化していない段階かつ、全員がパジャマ姿というふわふわとした空気感で、女子陣の本音トークを聞くことができた貴重な時間。前述の通り、最近の『今日好き』ではご無沙汰だったが、やはり価値あるオンエア内容として、今後の旅でも見続けたいものだ。本ダイジェストでもその魅力を伝え切るのは難しいと感じたため、改めての勧めにはなるが見逃し配信をぜひチェックしていただきたい。

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