大学留年を機に島暮らしをする20歳のYouTuberが話題に 夢の“漁師を続ける”か“復学”か、決断の時が迫る

 「休学して島暮らし」は大学留年をきっかけに休学して島に移住した、20歳の男子大学生のYouTubeチャンネルだ。漁師とYouTubeの修行を1年間やることを目的として、2022年の7月から動画投稿を始めている。なかには250万回以上再生(2023年3月3日時点)されている動画もあり、多くの人が彼の日常を見守っている。そんな「休学して島暮らし」が注目されている理由を考察する。

ご近所トラブル?! ほっこりする仕返し動画がバズる

【ご近所トラブル】もう耐えられないので仕返しします。

 島に移住して約4ヶ月後、「【ご近所トラブル】もう耐えられないので仕返しします。」という動画がアップされた。穏やかではないタイトルだが、実際は「いつもお隣さんに物を貰ってばっかりなのでお返しできないのが限界」というなんとも心優しいものだった。この日は玄関のドアノブに袋いっぱいのアケビが。もらったアケビでジャムを作り“仕返し”に行くが、お隣さんのほうが一枚上手だったようだ。今の時代になくなりつつあるお隣さんとのコミュニケーションが微笑ましく、視聴者も「お金では決して買えない素晴らしい経験」、「この殺伐とした世の中で、こんなにほっこりする事があるなんて」と動画に癒やされながら青年の成長を見守っている。

子どもの頃の夢 漁師になった大学生

大学を休んで漁師になった20才男子の【ナイトルーティン】

 漁師として働いている彼の仕事は夜9時から始まる。車で漁港まで行き、船長と一緒に網を揚げて船の上で素早く作業。なかなか過酷そうな現場だが、帰宅後はもらってきた魚を捌いて刺し身や塩焼きにする様子を紹介。体重49kgという細身の体でタフに働き、YouTuberとしての活動もしっかり行っている姿は「根性ある」とコメントで讃えられていた。20歳という若さで柔軟さと強さを持ち、島の生活を楽しむ姿に心を打たれる人が多いのではないだろうか。

年末の帰省で垣間見える大学生らしさ

最後の日はこうやって過ごしました…

 そんなたくましい生活を送っている彼も年末に地元の尼崎に帰省すると、実家の犬と遊んで名残惜しそうに頭を撫でたり、妹と神戸に遊びにいって夢の話を聞いたり、普通の大学生だということがわかる。家族と離れて島で生活するのが寂しくなる時もきっとあるだろう。それでも自分の夢を見つけよう、将来の道を探そうと頑張る健気さが視聴者に届いているのではないだろうか。

 今のところ1年経ったら大学に復学するか、漁師を続けるか決めかねている様子。どちらにせよ、思い切って行動に起こしたからこそ得た島での経験に助けられることだろう。

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