森みはるがハンドルを握って感じた、最新輸入車の魅力とは

 JAIA主催の大試乗会にて、タレントの森みはるがハンドルを握ってドライブ。乗ってもらったのはボルボのBEV『XC40リチャージ』、ジープの『コマンダー』、そしてMINIの『クロスオーバー』の3台。彼女が感じた輸入車の魅力やここがスゴイ! と感じたポイントをお伝えしよう!

『XC40』はFWDとAWDの2種

 最初に登場するのはボルボ『XC40リチャージ』。人気のクロスオーバーモデル、『XC40』のBEVになる。『XC40』はガソリン仕様もラインナップするが、リチャージ(BEV)は純EVモデル『C40』同様にフロントグリルはボディ同色のカバーになっている。『XC40』リチャージにはシングルモーターのFWDとツインモーターの4WDがあり、今回森さんがチョイスしたのは2モーターの4WD。

EV初体験!

 大きなインフォテインメントシステムのディスプレイに目を奪われがちだが、洗練されたシンプルなインテリアはボルボ車の特長。そしてシートはレザーフリーのもの。また試乗車はツインモーター仕様ということもあり、オレフォス製のクリスタルガラスを使ったシフトセレクターを装備している。スタート/ストップスイッチすらない室内に「未来的でお洒落ですね!」と感想を述べる森さん。前後席に備えられたシートヒーターや開放感あるガラスルーフにもご満悦だ。

 モーター駆動ならではの静かな走り出しにも「優しい感じですね」とご満悦。ペダル操作に忠実なアクセルは穏やかな発進にも貢献する。穏やかな走りだがスペックは408PS、660Nmとスーパースポーツカー並。バッテリーなどで重い車重でも0-100km/h加速は4.9秒を誇る俊足な一面も持ち合わせるが、最高速は180km/hに規制される「ボルボルール」を適用するあたりは安全にこだわる同社ならでは、だ。渋滞の街中を抜け自動車専用道路に合流。状況が許せばスポーツカー以上の加速を味わえる運動性能にも扱いやすいのも魅力で森さんは「加速性能とかは分からないですが走りやすい〜」と嬉しそう。

 定速巡行では抜群の静粛性とハーマンカードンのプレミアムオーディオシステムが室内空間を盛り上げてくれる。「お気に入りの音楽も聞けるし、Googleにお願いするだけでかけてくれるのも嬉しいです!」と音楽をかけながらの海辺ドライブを楽しんでいた。XC40リチャージの4WDモデルは739万円。シングルモーターのFWDは639万円。

北米にないジープ

 続いて森さんが乗ったのは2021年より生産が始まったジープの『コマンダー』。ブランドとしての位置付けはグランドチェロキーの弟分というところで、それよりも少しコンパクトなので日本では使いやすいサイズになっている。

 デザインもグランドチェロキー譲りで実は『コマンダー』はジープを名乗る北米では導入されないモデル。かといって華奢ではない。勿論、ジープブランドであるから悪路走破性能は極めて高い。その特長的な4WDシステムは状況に応じてFFと4WDを切り替えるオンデマンド方式。

 また路面に応じて、SAND/MUDやSNOW、AUTOといったモードを備えるセレクテレインシステムも搭載。これはモードに応じてスロットルコントロール、トランスミッションシフト、トランスファーケース、トラクションコントロールなど12種類の車両マネジメントシステムを連動させあらゆる路面状況で走行安定性を実現する。もちろんジープブランドであるからして4WDにはLOCKとLOWのモードがある。

充実した快適装備に癒される


 運転席に座った森さんは「見た目もそうですが、重厚感溢れる感じが良いですね! どっしかりしてる感じもまた良いですね!」。さらにステアリングヒーターにも癒されていた。室内も広く、3列シート7人乗りはコマンダーのお約束。搭載されるエンジンは2リッター直4ディーゼルターボ。最高出力は170PSだが、トルクは350Nmあるので普段使いでは十分すぎるスペックだ。組み合わされる9速のATとも相性がよく燃費が悪いイメージを持たれるアメ車でもWLTCモードのカタログ値は13.9km/Lと立派なものだ。

 運転したその感想は「車高が高い車に乗ったのは初めてなので最初は戸惑いましたが、慣れると見晴らしが良いし、快適です」と森さん。渋 滞時に便利な全車速対応のACCなど先進の運転支援システムなども充実しており、コマンダーは597万円からの価格設定。ほぼオプションの必要なし、ジープブランドと考えると高いコスパを誇る1台だろう。

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