『今日好き サムイ島編』3話ーー「誘いたい相手がいない」ライバルに先を越されデートの権利を拒否!?

『今日好き サムイ島編』3話

はると、“勝ちを譲る”ほどの落胆ぶりは一体なにが?

 この後、今度は男子メンバーによるフリースロー対決によって、この日のグループ分けをすることが発表され、そこでもまたひと波乱があった。男子5名のうち2名が、気になる相手とふたりきりでのデートに行ける権利を獲得するのだが、フリースローを早くに決めたのは順に、こはるを指名したさんざ(久保田燦)と、あいみ(伊藤愛依海)と相思相愛な様子のきょうへい(船山恭兵)。ここでスポットを当てたいのが、はると(大枝晴大)だ。

 さんざがフリースローを一番乗りで決めた段階で明らかに落ち込み、自身も次いでゴールネットを揺らすも、“こはる以外に誘いたい相手がいないから”と、残り3名でもう一度勝負をすることを提案したはると。その落ち込みようは、なんとも形容しがたいもの……。

 前述のりさとはると、そしてこの直前、自身のアプローチがたつやに響いてないことを悟り、軽く失恋中のみさき。りさに心傾いていたが“サイレント”で想いが届かないことを察したたいし(曾我部太志)、そしてどっちつかずな様子のたつや。この5名が、残りメンバーとして同じグループになったのである。行き先は、かわいい動物たちが集うサファリパーク。時折、会話の最中に沈黙が流れるなど、なんとも言えない空気に。本稿の冒頭で「しんどい」と記したのは、主にこの場面を振り返ってのことだ。

 極め付けは、みさきがたつやの存在と向き合いたいと、本人を目の前に打ち明けた場面でのこと。たつやもまた、彼女を気になっているのだから、ここでの正解はその瞬間に2ショットに誘うこと。それ以外にない。はずなのだが、結果的にはたいしがみさきを誘うことに。さすがにここはたつやに一歩踏み出してほしかった。

 ここまで少し厳しいことを記したが、そんな『サムイ島編』第3話にも心のオアシスと呼べるシーンが。きょうへい×あいみのゾウ乗りデートである。お互いが好きなことをすでにわかっており、カップルが付き合う一歩手前の“あのとき”の会話をしているふたり。大きな滝を観た際、周囲を舞うミストに「メイク落ちそうじゃん?」と心配するきょうへい。彼がなぜうんちくが好きなのかと、性格的な部分を深掘りする優しいあいみ。世界には愛しかない。その全容は見逃し再生などで確認してもらいつつ、本ダイジェスト記事でも第4話以降で引き続き追いかけていきたい。

【場面写真】『今日好き サムイ島編』3話ハイライト

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