『今日好き サムイ島編』3話ーー「誘いたい相手がいない」ライバルに先を越されデートの権利を拒否!?
“しんどさ”を感じるシーンが続出!? たつや×りさの朝デートの行方は
こんな『今日好き』も久々だ。展開があまりにも辛すぎて、しんどいとすら思ってしまう。裏を返せば、それほど恋愛番組としての“リアル”を見せつけてくれているわけだが、そうは言っても第3話は時に選択を迫られ、また時には自身の選択肢を奪われるようなシーンの連続だった。
2日目朝を迎えて、女子メンバー4名による“花くじ”が行なわれ、りさ(坂本理紗)が見事に当たりを引き当てる。早速、気になる相手を誘いに女子部屋から離れるりさ。すると、残された3名には“もうひとつのチャンス”が。なんと、花くじのリベンジチャンスとして、次の当たりを引き当てたメンバーは、この日の夜に気になる相手とふたりきりでショッピングデートに出かけられるというのだ。
『サムイ島編』参加の女子は全4名。花くじで明暗が別れるメンバーが各2人となる人数比を上手く活かしているほか、りさが抜けたことで人数が少なくなり、結果として当たりを引き当てる確率が上がるなど、彼女たち自身もさらにやる気に。前回の『ダナン編』も同様に、こうした“2回目の花くじ”が行なわれたが、当時は男女交互となっていただけに、『サムイ島編』は女子からのアプローチがマシマシである。
とはいえ、この日の夜にはほとんどのメンバーが意中の相手に気持ちを固めていることだろう。つまり、ある程度はまたキモチが揺れ動く可能性のある朝デートの方が、時間の使い方も選べるというもの。最初に当たりを引き当てたりさのアドバンテージも担保されるなど、なんともちゃんとした企画である。
……などと考えていたのだが、りさの朝デートは切ないものに。意中のたつや(南平達矢)を誘い、朝から心拍数がエレベーター並みに引き上げられそうなパラセーリングに挑戦。その勢いのまま、たつやの現在の心境を伺ったのだが、彼の答えはみさき(佐野実咲)とこはる(黒江心温)のどちらかに想いを絞りたいというものだった。
それでも「私はもう、たつやくんに決めたから。残り少ない(時間だ)けど、ずっとたつやくんしか見ない」「“だるコイツ〜”ってなるくらいまでやるから」と、最後まで吹っ切れた性格がりさの強いところである。対照的に、彼女と同じく過去に失恋を経験した継続メンバーながらも、たつやは今回の旅での恋にまだ乗り切れていない雰囲気が。かつての『ダナン編』でも奥手ではあったのだが、肝心なところではアグレッシブさを見せていた。今回はそれがないだけに、りさも手応えがなかったのだろう。たつやの本音がわからない。
スタジオの“恋愛見届け人”である大友花恋は「こんな苦しい会話、(パラシュートから)降ろしてあげたい」とコメントしていたが、りさ自身は逆に、通常の2ショットであれば“撃沈”していただろうから「空の旅でよかった」とのこと。2日目序盤からの失恋。りさの切ない2日目が幕を開けた。