『ドラ恋 in NEW YORK』5話ーー「キスシーンで制御が外れたら……」経験豊富なみゆ(吉本実憂)、相手役に恋をする?

 ドラマ第3話『ネオンライトに呼ばれて』の主題歌はヒグチアイが担当。彼氏を追って日本からやって来た矢先に失恋してしまった女性がダイナーを舞台に繰り広げるラブストーリーで、ラストには失恋の傷を癒してくれた男性店員と交わす映画のワンシーンのようなキスシーンが待ち受ける。

 このドラマ第3話のオーディションの会場はハリウッドでも屈指の名門演劇学校「リー・ストラスバーグ演劇映画学校」内にある小劇場「マリリン・モンローシアター」で、ティム先生と世界中で活躍する卒業生5名、そして由水(南)先生の7名が審査員を務めることに。

 オーディションの結果、得票数5票で主演の座を勝ち獲ったのはしょうへい(小野翔平)×みゆ(吉本実憂)ペアだ。彼氏との思い出を振り切るために、プレゼントされたヘアピンを外すというみゆの演出が自然に差し込まれ、感情の切替えスイッチとしても見事効果を発揮していた。圧倒的な得票数で主演が決まるなり、周囲の目も憚らず泣き崩れるみゆの姿に、彼女がどれだけ張り詰めた心境の中で今回のオーディションに懸けていたのかが伝わってきた。

 残りの2票はひろと(髙橋大翔)×はるか(立石晴香)ペアが手にし、前話で希望通りのペア成立とはならなかった2組がオーディションで見事快進撃を見せた。そして、ひろと×はるかは、みゆ演じる女性の彼氏役とその浮気相手役としてドラマに出演することが決まったが、今のひろとにはかなり酷な設定だ。

 「役柄的にも正直演りたくない。ハッピーエンドはしょうへいくんとっていうのが余計辛い」とこぼし、自分の好きな相手が自分以外の人とペアを組むなり主演を手にしたことがかなり精神的に堪えている様子だった。浮気現場を演じるにあたって「キスシーンは主演を獲った時まで大切に取っておこう」と話し合っていたひろととはるかだが、この悔しさをバネにきっとこれから演技面でまたさらに一皮剥けた姿を見せてくれることを期待したい。

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