大塚明夫似のダンディボイスでファンを魅了 ベルモンド・バンデラスの“仲間想い”な一面
ベルモンド・バンデラスといえば、フランクで気さくな性格とたまに顔を覗かせるお茶目さも魅力。お酒やアルコールに詳しく配信の中でお酒を楽しむこともあり、ダンディな見た目からは想像つかないほどバラエティ向きな企画動画・配信に参加することもある。
好きな映画として挙げるのはMCUを中心とした洋画全般。しばしば挙がるたとえ話がゲームやアニメだけでなく、洋画や邦画などに例えることが多く、その影響を感じ取ることができる。
2022年5月2日にはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる公式企画「マルチバース・ウォッチパーティー」に公式参加し、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 』を渋谷ハジメ、ドーラ、早瀬走ら、映画好きのにじさんじメンバーと視聴者ともに鑑賞した。
それに合わせて1週間ほど前から『スパイダーマン』関連作品を連日に渡って視聴者とともに同時視聴するなど、その熱はとても高いのが分かるだろう。
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— 映画『スパイダーマン』公式 (@SpidermanfilmJP) April 27, 2022
ベルモンドとゲーム配信といえば、まず挙がるのは『Minecraft』。2019年1月18日に「炭鉱夫」と自称してにじさんじサーバーでの活動をスタートすると、数年にわたる活動で『Minecraft』配信は300回以上を超えており、現在では「にじさんじサーバーを統べる王の1人」と冗談めかして言われるほどにまで上達し、自身の生配信において軸となるゲームとなった。
最初期には黒井しばの元でいくつかアドバイスを受けていた彼も、現在ではパっと見では何をしているのか分からないレベルの複雑なトラップや自動装置を組み上げ、「サバイバルモード」のなかで実際に使用できるように建築できるほどの腕前を持っている。
黒井しばに導かれた弟子であり、自信の配信活動に『Minecraft』が強い影響を与えている、同じSEEDs組でもあり根の真面目さやクリーンなイメージがピッタリということも相まって、桜凛月とのコラボ「Dの石」を通じて2人での絡みも多い。
同作を使った配信はにじさんじメンバーの多くが実施しており、特に今年は海外のライバーとの関わりが増えてきたということもあってか、彼ら2人が必要な物資・資材を提供するサポート役として存在感を放ってきた。今後も彼がにじさんじの『Minecraft』でどのような動きをするかは注目であろう。
もちろん『Minecraft』以外の別のゲームをプレイすることもあり、『Fate Grand/Order』のガチャ配信、『マリオ』シリーズや『どうぶつの森』などの任天堂関連タイトル、オープンワールド系恐竜×サバイバルゲーム『ARK』、ゲーム監督・小島秀夫が関わった『メタルギアソリッド』『DEATH STRANDING』など、多くのゲームをプレイしている。
しいて言えばホラーゲームを苦手としており、4年を超える配信の中でもその数は少ない。ホラーゲームをプレイした際にはいつもの落ち着き払った態度はどこへやら、悲鳴をあげてビビりまくる姿を見せている。いつもの太い声が悲鳴となるインパクトは、多くのVTuberでは味わえないレベルのものだ。
ベルモンド・バンデラスといえば桜凛月だけではなく、にじさんじの女性タレントとの絡み、特に笹木咲とアンジュ・カトリーナにまつわる絡みがにじさんじファンには有名であろう。
2人各々それぞれに関係構築の経過があり、ここではその経過について書くことは省かせてもらうが、ベルモンドがアンジュ・笹木の両名と良好かつ強烈な関係性を築いているのは、彼が気乗りよく優しい姿勢・スタンスを続けているからのは間違いない。
ほかのメンバーからのネタフリや急なお願いにも「いいよ!」と応じるのは、通常の配信でも見られる日常茶飯事なコト。いかなるタイミング・重い内容であっても「いいよ」と応えているようで、「なんでも良いよと言っているイメージがある」「いいよおじさん」「いいよbot」と噂されてしまい、切り抜き動画として公式にまとめられてしまうほどだ。
なにに関しても「いいよ!」と答えていくスタンスに対して、突っかかる側であるアンジュが「不安になる」と白状するほど。彼の「なんでもやろう」「なんにでも応えていこう」というスタンスが、にじさんじメンバーや視聴者から信頼を集めるキッカケになっているのは間違いない。
「焼肉屋にいったときに、折を見て全員分を払おうとする」というエピソードが彼にはある。小野町春香・夢月ロア・宇志海いちごらとともに焼肉を食べに行った際、トイレのために席を外した3人を見てお金を払ったというエピソードと、西園チグサと弦月藤士郎の3人で焼肉を食べていたなかで「支払わないでください!」と釘を刺されたエピソードだ。
2021年の年末、三枝明那やイブラヒムとはオフで飲み会をし、とある配信にいきなり電話をかけるほどにテンションがあがっている姿も見せてくれた。
ベルモンドが自身の後輩に対する眼差しは温かい、長く活動休止中の夢月ロアらに対する対応がまさにそうだ。単なる「いいよ」の一言にだけ収めるにはあまりにも惜しいほどに、「にじさんじの仲間」「VTuberの仲間」を慮る気持ちに溢れている。
先に挙げていた焼肉のエピソードのなかで、弦月が「ベルさんがにじさんじを引退するのかと思いました」とおもわず話していたと語りつつ、「そんな話をしにご飯を一緒に食べないし、楽しい気持ちで食べたいよ。それにあと30年はやっていきたいよ」とボロっと零していた。
先輩・後輩、年齢・性別関係なく仲間想いで信頼を集める男・ベルモンドだからこそ、「ダンディ」という言葉がピタリと似合うのだ。