『iPhone 14』高級モデルの心臓部はAndroidスマホを凌駕 Qualcommの最新「Snapdragon 8 Gen 2」と「Apple A16 Bionic」を比較
アメリカの通信機器大手Qualcommはこのほど、主要なAndroidスマートフォンに搭載される「Snapdragon 8 Gen 2」を発表した。
この最新のSoC(システム・オン・チップ)を前年の「Snapdragon 8 Gen 1」と比較すると、CPUの処理能力が35%向上し、電力効率が40%向上。GPUについては処理能力が25%向上し、電力効率が45%向上しているという。
ところで「AppleのSoCとどちらがよいのか」という点は購入を検討する上で気になるところだろう。では、ハイエンドモデル『iPhone 14 Pro』と『iPhone 14 Pro Max』に搭載されている「Apple A16 Bionic」と比較してみよう。
最新の「Snapdragon 8 Gen 2」は、シングルコアで1483、マルチコアで 4709という数値を記録した。一方で「Apple A16 Bionic」は、シングルコアで1874、マルチコアで5372を記録し、パフォーマンスで上回っていることが分かった。
2021年の『iPhone 13 Pro』や2022年の下位モデル『iPhone 14』『iPhone 14 Plus』などに搭載された「Apple A15 Bionic」もシングルコア1709で上回っている状況だ。つまりAppleとQualcommは1年以上の差がついていることになる。
「Apple A16 Bionic」はCPUで約10%、GPUで約5%性能が高い。ただしGPUは状況次第では「Snapdragon 8 Gen 2」の方がパフォーマンスを発揮する場合もあるため、ゲーマーの中にはAndroid端末を好む人も出てくる可能性はある。
一部で「Snapdragon 8 Gen 2」の長所がある一方で、全体としては「Apple A16 Bionic」が圧倒している。
Appleは資金力に物を言わせてコンポーネントの独自設計をする方針で、他のスマホメーカーが真似をできない製品づくりを行っている。
(source)
https://beebom.com/snapdragon-8-gen-2-vs-apple-a16-bionic/
https://www.macrumors.com/2022/11/17/iphone-14-pro-a16-outpreforms-snapdragon/
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