アウディ世界初のジムカーナEV(電気自動車)で際どいドリフトが披露される 1台限定の非売品
ドイツの自動車メーカーAudiが、歴代のどのモデルとも一線を画す1台限定のマシンを完成させた。その名も『Audi S1 E-Tron Quattro Hoonitron』。
1980年代のラリーを舞台に疾走した輝かしいスポーツカー『Audi Quattro S1 E2』のオマージュとなる世界初のジムカーナEV(電気自動車)で、たった1台のために設計に4週間、製造に6カ月もの時間を費やした。
フォーミュラEのモーターを採用し、各車軸にモーターを備えるデュアルモーターのカスタム四輪駆動(4WD)。また、『Audi Q7』の4つのバッテリーパックを搭載しているという。
デュアルモーターにより、ホイールは 6,000 ニュートンメートルのトルクを生み出すという。仕様の詳細は公表されていないが、強力な破壊力があることは間違いない。
ラスベガスで行われた動画撮影で、アメリカの多才なラリードライバー、ケン・ブロックは際どいドリフトを繰り返し、100本以上のタイヤを擦り潰したという。10月25日に公開された動画は度肝を抜く迫力だ。
エンジンを搭載したマシンに乗りなれているケン・ブロックとしては、ギアボックスと3つ目のペダルがないEVでは、微妙なクラッチ操作による動力の調整ができずに、車の制御方法を抜本的に変える必要があったという。それにしても見事なハンドルさばきである。
ネオンの光で照らされたコンクリートの合間を、無謀とも言えるようなドリフトで白い煙をたてながら走り抜けていくレーシングスキルに目を奪われ、あっという間に時間が過ぎてゆく。
これだけ見せびらかしておいて1台限定の非売品とは、Audiもにくい演出をするものだ……。
(画像=YouTubeより)
(source)
https://www.slashgear.com/1069276/audi-s1-hoonitron-revealed-as-the-worlds-first-ev-gymkhana-car/
https://www.motor1.com/news/617369/ken-block-audi-hoonitron-electrikhana/
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