eスポーツ観戦の魅力とは? 『RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS』参加者に突撃インタビュー

 ゲームを遊んで楽しいのは周知の事実だが、いま若い人たちの中では、「ゲームをプレイする」ではなく「ゲームの試合を観戦する」カルチャーが盛り上がっている。

 果たしてゲームというのは、他人のプレイを観ていて楽しいのだろうか。また、今や自宅で大会を観戦できる時代において、現地に足を運んでまで観る意義とはなんなのだろうか。

 それらの問いの答えを探すために『RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS』の会場にいた『Shadowverse』プレイヤーにインタビューを敢行。ゲームの試合を観戦する人たちの本音を聞いてきた。

そもそも「RAGE Shadowverse」とは

7月に開催された予選大会の様子

 「RAGE Shadowverse」とは、デジタルカードゲーム『Shadowverse』を競技タイトルとしたeスポーツ大会である。今回の「GRAND FINALS」は予選大会を通過した8名が参加する最終決戦の舞台だ。

 決勝大会以外にも、「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」のプロ選手との対戦交流会やオフィシャルグッズの販売、フライトトーナメントなど様々なサイドイベントがあり、『Shadowverse』ファンが1日中楽しめるようになっている。

サイドイベントの様子(Shadowverse EVOLVE アンバサダー対戦会)

※1:Shadowverse EVOLVE(シャドウバース エボルヴ)とは、デジタルカードゲーム『Shadowverse』を元にしつつも、新たな要素を加えたアナログカードゲーム。

参加者にインタビュー

 今回は『RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS』の会場に来ていた4組のプレイヤーにインタビューを敢行した。

本戦会場の様子

「同じゲームのファンと交流」が目的

――本日のRAGEで見たかったイベントを教えてください。

男性:プロの選手との対戦と、現地で解説を聞きながら決勝大会が見たくて来ました。優先順位ではプロプレイヤーとの対戦ですね。ひいきの選手がいるので。

――好きな選手が出演するイベントには参加したいですよね。ちなみに好きなデッキやリーダーはありますか?

女性:秘術ウィッチが好きで使っています。

男性:僕はビショップが好きでよく使います。ランクマッチは今強いデッキを使って対戦しますが、使える機会があれば積極的にビショップのデッキを使いますね。

――今日は大会ではないので推しのデッキを思う存分使えますね。今回のRAGEの予選は出場されましたか?

男性:僕は出ました。

女性:私は出ていないです。始めたばかりなので、カードや経験が足りないのが理由です。

――今日のイベントはサイドイベントが多いですが、回りたいブースはありますか?

男性:基本的に『Shadowverse』しかやっていないので、プロとの対戦会、決勝大会の観戦、4人制フライトトーナメントに参加したいです。プロ選手方との対戦は2ピックでも遊べるので、今回は2ピックで対戦してもらいました。

――プロの方と対戦や交流ができる機会は貴重ですね。(女性の方は)シャドバを始めたばかりとのことですが、楽しいと感じるのはどんなときですか?

女性:ランクマッチで連勝できると楽しいですね。最大で9連勝できました。寝れなかった時に気ままにプレイして達成したって感じです。ランクはもう少しでAに到達できます。

男性:僕はいまグランドマスター(ゲーム内の最高ランク)です。シーズンの途中でアディショナルカードが追加されて大変でしたが、なんとか到達できました。

――次回のRAGEはオンライン開催ですがオンとオフどちらが参加して楽しめそうですか?

男性:オンラインの方が楽ですね。対面すると表情に出やすいタイプなので、相手に動きを悟られがちなのが理由です。ただ、オフラインだと試合ごとに対戦相手と話しができる点は良いと思うので、そういった機会が無くなるのは悲しいですね。

――女性の方にお聞きしたいのですが、今後RAGEに選手として参加したいと思いますか?

女性:今よりも強くなったら出てみたいなと思っています。

――ほかのゲームのイベントにも参加されたりすることはありますか?

男性:『東京ゲームショウ』や声優さんのライブイベントに行くことが多いです。

女性:『#コンパス戦闘摂理解析システム』が好きなので、仕事がなければこれから行われるオフイベントにも行きたいと思っています。

――最後にオフイベントの良さなどお話しいただければと思います。

男性:プロと対戦できたのもうれしいですが、イベントの待ち時間でほかの参加者と交流できるのが楽しいです。4人フライト式トーナメントだと初めて会った方と感想戦もできるので。

女性:私が『#コンパス戦闘摂理解析システム』をプレイしているのも似た理由があるのかなと思います。

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