『今日好き プーケット編』最終話ーーカップル成立したのは? 運命の最終告白

ルナ、だいなへの告白の結果は?

 第5話終盤で気になる展開を残した『プーケット編』。今回の特別ルールを使い、いよいよルナがだいな(松井大奈)にフライング告白をする。涙まじりに伝えた想いは、彼女自身も語っていたが、その心から容量オーバーで溢れ出るように伝わってきた。「この旅がここで終わってしまう覚悟はできているけど、これからも私はだいなのそばにいたいです。大好きです。出会ってくれて本当にありがとう」と結びの言葉についても、“大好きです”の後に畳み掛けるように本心を伝えられるメンバーも過去少ないもの。本当に、だいなに恋をしていたのだ。

 だが、結果はカップル成立ならず。ルナがここまでアプローチを重ね、最高の言葉選びでの告白をしても結ばれないならば、最初からピースが上手く当てはまっていなかったということ。「好きだったからすごく、胸が痛いです」と、一人で語った言葉に、この3日間で味わっていただろう心の強ばりが凝縮されているようだった。

“最後のアピールタイム”での変更点 メンバー同士での“振り返り”にポイントが?

 もっと辛いのがここからの展開。メンバー男女ともが揃ったもとに、ルナのみが姿を現す。この旅からのリタイアを宣言し、最後の別れを伝えるためだった。名残惜しむように、後悔しないように想いを伝え切ってほしいと、全員に声をかけるルナ。なかでも、自身を慕ってくれたはる(新井谷悠)には「はるくんにこの姿を見せちゃうのはすごいダメだなって思うけど」「本当に出会えてよかったです」と、ひとしおに感謝を述べた。

 話をやや脇道に逸らしてしまい恐縮だが、そもそもこれまでの『今日好き』であれば、“最後のアピールタイム”での待機には、男女それぞれ別の場所が設けられていた。男女別だったことで、男子ノリ・女子ノリやそれぞれの仲間の励まし方などを視聴者も楽しんできたわけだが、それが一箇所に集まることでどのような変化を生んだのか。

 例えば、そら(中野蒼空)がりんか(横山莉華)との2ショットで、そらは笑顔でないといけないと諭されたエピソードについて「りんかに怒られました」と語ったシーン。こうした全貌が気になるエピソードは、りんかにとってはライバルのまゆ(高畑麻優)への牽制にもなる。

 そのほかのメンバーについても、2ショットが終わり、心理的な安全性が確保できた(あるいは肩の荷がひとまず下りた)ことで、意味としては少し異なるのだが、自分が相手をどう想っているかという“ぶっちゃけトーク”ができるというもの。過去の『今日好き』でも、最終告白〜カップル成立後に“実はあのときこうだった”と、過去の思い出を振り返って本音を明かしあう名シーンは、これまで何度も観てきたことだろう。あれもまた、恋愛の醍醐味のひとつである。

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