iPhoneで使える便利ワザ

iPhoneのホーム画面をワンボタンで変更 仕事やプライベートの場面に応じて使い分けよう

 iPhoneやiPadには多数の機能があるが、うまく使いこなせているだろうか。これまで労力を割いてきた工程が、ちょっとした操作でグッと楽になることもあるだろう。本連載ではそんなiOSデバイスたちの便利ワザ(TIPS)を紹介していくので、ぜひ役立ててほしい。今回は仕事とプライベート、両方でiPhoneを簡単に使い分けられる「集中モード」の活用方法を解説する。

 仕事中なのに息抜きと称して、ついつい動画配信やゲームのアプリを開いてしまうことはないだろうか。そんな誘惑に負けないよう、ホーム画面からアプリを削除すると、今度はプライベートタイムで使いたい時に不便だ。こうした悩みを解決するために「集中モード」を使ってホーム画面を使い分けてみよう。

 「集中モード」には「パーソナル」や「仕事」などのモードが用意されていて、そのモードに切り替えている時は通知や着信を拒否できる。そのほかにもいろいろなカスタマイズが利用できるが、今回はその中の「画面をカスタマイズ」を使ってアプリのアイコンを隠してみよう。

 まず最初に「パーソナル」と「仕事」で使うアプリを配置したホーム画面を用意する。といっても特別なことをする訳ではなく、単にホーム画面のアイコンのレイアウトを変更するだけだ。

 ホーム画面の空いている部分をロングタップしてアイコンが振動し始めたら、まず仕事で使用するアプリをどれでもいいのでホーム画面の最終面以降にドラッグしよう。すると新しくホーム画面が追加されるので、そこに仕事で使うアプリを次々とドラッグして移動する。

 こんな感じで、仕事で使うアプリだけのホーム画面ができた。

 同様に、今度はパーソナルタイムで使う、SNSや動画配信アプリなど、仕事の特には目に触れないようにしたいアプリだけ集めたホーム画面を作る。こんな感じだ。

 このままでは単に仕事で使うアプリ、パーソナルタイムで使うアプリを分類しただけなので、今度はそれぞれの集中モードにホーム画面を割り当てる。

 ホームから「設定」を開き「集中モード」をタップ。次の画面で「仕事」をタップ。「“仕事”集中モード」の画面が表示されたら「集中モードをカスタマイズ」をタップしよう。

 カスタマイズ画面に切り替わるので、「画面をカスタマイズ」にある右側のホーム画面の下の「選択」をタップ。すると「ホーム画面ページを選択」の画面に切り替わるので、「自分のページから選択」の中から先ほど作成した仕事用のアプリを集めたホーム画面をタップしてチェックマークを付けよう。

 その際、最初からあるホーム画面の1枚目と2枚目にもチェックをつけておく。そうしないと「カレンダー」や「メール」、「マップ」などiPhoneに最初からインストールされているアプリが選べなくなくなってしまう。

 すでにホーム画面の1枚目と2枚目を自分好みにカスタマイズしている人はその限りではない。適宜、必要なホーム画面を選んでチェックマークを付けよう。

 チェックマークを付け終えたら右上の「完了」をタップ。同様に「パーソナル」を選んで、今度はパーソナルタイムで使うアプリが配置してあるホーム画面にチェックを付けよう。

 これで準備は完了だ。仕事の時間になったらコントロールセンターから「集中モード」をタップして「仕事」をタップ。すると、仕事の時に使うアプリが配置されたホーム画面だけが表示され、パーソナルタイムのアプリを配置したホーム画面が見えなくなる。

 仕事が終わってパーソナルタイムになったら集中モードを「パーソナル」に切り替えよう。すると今度は仕事のアプリを配置したホーム画面が消えて、パーソナルタイムで楽しむアプリを配置したホーム画面が操作できるようになる。

 手動で集中モードを切り替えるのが面倒なら、カスタマイズ画面にある「スケジュールを追加」をタップして、その集中モードにしたい時間を設定しておこう。そうすれば指定した時間になると自動的に「仕事」や「パーソナル」の集中モードに切り替わり、割り当てたホーム画面だけを表示してくれる。

 この機能はあくまでも表示するアプリを制限する機能であり、あくまでも集中モードに割り当てたホーム画面以外が隠されるだけで、アプリそのものが削除された訳ではない。ホーム画面の最後に表示される「Appライブラリ」の画面からはアクセスできるので、どうしても必要な時はここからアプリを起動すればよい。

 今回のワザを使えば、仕事中にホーム画面をチラ見されてハマっているゲームアプリを知られてしまう恥ずかしさも回避できる。ぜひ活用してほしい。

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