韓国男子の優しさは“恋心”ではない? 翻弄される日本女子、デート服の選び方で違いも『HEART SIGNAL JAPAN』4話
新メンバー・ナナセの登場で、場が荒れた第4話。ラブラインは、ヒョンゴンに送ったはずなのに、「デートしてもらえませんか?」と誘った相手は、ジヌ。さらに、「第一印象が2番目によかったメンバーは?」と聞かれ、「ジュウォン」と答えるのだから謎すぎる。本当の意味で、ナナセの心に刺さったメンバーは一体誰なのか。
現状、ナナセと唯一密な時間を過ごしているのは、ジヌだ。2人きりでデートをして、いろいろな話をしている。新メンバーは、出来上がっている空気のなかに入らなければならない戸惑いもあるのだろう。同じ経験をしているジヌだからこそ、彼女の葛藤を少しでも取り除いてあげようとする優しさが伝わってきた。だから、積極的に声をかけたり、食べるスピードを合わせてあげていたのだと思う。
しかし、彼の優しさは“恋心”からくるものではなかった。ナナセはジヌにラブラインを送ったが、ジヌの気持ちはミズキに向いたまま。確かに、ナナセと一緒にいる時のジヌには、どこか“余裕”があったように感じる。ミズキと話していると、いつもは飄々としているジヌから余裕が失われる。「デートは、何をするのが好き?」「好きなタイプは?」と、つい質問攻めにしてしまうのだ。
そして、ずっとミンソプ一途だったミズキも、ジヌに矢印を変更。やはり、ミンソプの想いがマオに向いていることに気付いてしまったのだろうか。ずっと目で追っているからこそ、好きな人がほかの相手に向けているシグナルは、分かりやすい。
両想い、ということになったミズキとジヌだが、2人の恋は前途多難だ。なんと、マオ一択のように見えたミンソプが、ミズキにラブラインを送信。猪突猛進型のヒョンゴンと戦うのに疲れてしまったのだろうか。それとも出来上がっている2人の空気感を目の当たりにして、サッと身を引くことを決めたのか。それにしても、つい最近までミズキの矢印はミンソプにあったのに……。すれ違ってしまう2人の想いが苦しい。
そして、ジヌには女性メンバー4人中3人からのラブラインが届いた。ミズキとミサトとナナセ、ジヌをめぐる恋の三つ巴バトルが幕を開けることに。最初から、ジヌ一直線のミサトの気持ちは揺るがなそう。ただ、ミズキに関しては、まだ気持ちが定まってないはずだ。彼女が恋を諦めたのは、ジヌのことを好きになったというよりも、ミンソプを想い続けるのに疲れたからのように思える。そういう場合は、意外とあっさり恋心が再燃する可能性が高い。あとは、これまで恋のチャンスがなかったジュウォンに、ナナセの恋の矢印が動いてくれたら、すべてのカップルがうまくいく。しかし、そうすんなりとはいかないのが、恋愛リアリティーショーの面白さなのかもしれない。