『バーチャルマーケット』とVRバトロワFPSで、『VRChat』に新規参入の流れはくるか

　「ぶいすぽっ！」所属タレントもプレイする『Apex Legends』のようなバトルロイヤルFPSが、ついに『VRChat』の中で遊べるようになった。メディアアーティスト・坪倉輝明が2年の歳月をかけて個人開発したワールド「VERTEX˸ VRCBattleRoyale」が、8月7日に公開されたのである。1チーム3名の最大6チーム18人で、スパンの短いお手軽で、しかし本格的なバトルロイヤルFPSがいつでも楽しめる。もちろん、基本無料の『VRChat』で公開されているので、無料で遊ぶことができる。

　本格的なFPSをVRで遊ぶことができることも驚きだが（非VRでも普通に遊べそうだ）、なにより自分のアバターでプレイすることができるのが大きな魅力だ。リアルなキャラデザのアバターはもちろん、『VRChat』で主流なアニメチックな美少女でも、姿は自由だ。好きなキャラクターでゲームをプレイできるモチベーションは想像以上に大きい。「好きなアバターでバトロワFPSが遊べる場所」として、『VRChat』に新たな住人の訪れが期待できるだろうか。

　『バーチャルマーケット2022 Summer』に『VERTEX˸ VRCBattleRoyale』など、直近の『VRChat』には新規参入のきっかけがいくつか生まれている。広瀬香美の参入もそのひとつだろう。YouTubeにメタバース関連の動画を公開し始めた彼女は、先日ついに『VRChat』現地に降臨し、基本操作を学んだようだ。

　さらに、VTuberも少しずつ『VRChat』に遊びに来ているようだ。筆者も先日、『VRChat』を始めたばかりのVTuberに出会い、ちょっとした案内をする機会を得た。8月にかけて、『VRChat』がさらににぎやかになりそうだ。