shroudが『VALORANT』のプロプレイヤーに。異例の現役復帰からeスポーツの選手寿命を考える

異例の現役復帰から考える“eスポーツの選手寿命”

 eスポーツにはこうした側面があるからこそ、たとえ身体能力が全盛期より衰えていたとしても、競技シーンで再び活躍できるケースが考えられる。直近では、王道の競技タイトル『League of Legends』や『Halo』において、往年のトッププレイヤーが現役復帰した例、または現役復帰に向けて動いているとの噂もある。国内の格闘ゲーム界隈では、梅原大吾やときど、ふ~どといった30代中盤~40代にかけてのプロゲーマーが現在も活躍する姿を見せている。

 shroudの現役復帰で注目を集めるプロゲーマーの寿命問題。競技シーンが成熟しつつあるからこそ、単純な運動能力だけでなく、知識や経験に基づいた活躍もありえるのだろう。eスポーツ以上に運動能力にシビアであろう、野球やサッカー、競馬といったフィジカルスポーツに目を向ければ、50代となってもなおプロとして活動する例もある。今後は同分野にも、こうした稀有な存在が現れるのかもしれない。

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