約65万円もするサッカーボールは本当に使えるのか 海外YouTuberが蹴って検証

 サッカーをメインとするイギリスのYouTuber「ChrisMD」(チャンネル登録者数 557万人)が、10ポンド(約1,646円)と4,000ポンド(約65万円)のサッカーボールを蹴り比べる動画を投稿した。該当の動画は、2022年6月26日公開の「£10 vs £4,000 Football (WORLD'S MOST EXPENSIVE FOOTBALL)」。

£10 vs £4,000 Football (WORLD'S MOST EXPENSIVE FOOTBALL)

 約65万円もする高価なサッカーボールの正体は、ルイ・ヴィトン製のもの。1998年にフランスで開催されたワールドカップを記念して作られたボール。世界で3,000個のみ製造されており、コレクターの間でも希少価値の高いものとなっている。この世界でもっとも高価とされるサッカーボールは、通常のものと比べて蹴り心地はどうなのだろうか。

 動画内ではまず、サッカーゴールの手前(ゴールポスト~クロスバー)にネットを張り、上2つの角には円状の穴が空けてある。その2つの穴に対し、2つのサッカーボールを蹴って通すのが、最初の検証となっている。

 さっそくルイ・ヴィトン製のサッカーボールを蹴ってみると、意外にもコントロールよく、2つの穴を通していた。その理由としては、おそらくルイ・ヴィトン製のサッカーボールが正規のサイズではないことを挙げていた。小学生がプレイする用のサッカーボールや、フットサルボールには「4号球」というサイズがあり、直径は20.5cm。一方で、動画で使用されているルイ・ヴィトン製サッカーボールの直径は20cm。ルイ・ヴィトン製サッカーボールのほうが若干サイズは小さくなっており、コントロールがよくなったと動画内で推測していた。

 続いて、ルイ・ヴィトン製サッカーボールのパワーを検証するために、通常通りサッカーゴールに1人のゴールキーパーを置いて検証していく。こちらに関しては、たまに空中で予期せぬ方向にフットボールが飛んでしまうことがあった。そのため、2010年のワールドカップ(南アフリカ開催)で使用された不評のサッカーボール「ジャブラニ」に例えられるという、残念な結果に終わってしまった。さらには、企画を実施している最中に、ルイ・ヴィトン製フットボールの表面に少し穴が空いてしまう。ワールドカップの記念品なので、実用性よりもおそらくコレクションを想定されているフットボールであり、ある意味仕方ない結果だろう。

 最後には、なんと約65万円もするサッカーボールを燃やしてしまい、動画が締めくくられた。稀少性の高いルイ・ヴィトン製サッカーボールを実際に使用するとどうなるのか、気になる方はこの機会に視聴してほしい。

関連記事