2代目バチェロレッテ・尾﨑美紀が語る理想の結婚相手 パートナーには「弱みを見せたい」 

 2020年の初配信時、大きな話題を読んだ婚活リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』(Amazon Prime Video)のシーズン2が、7月7日の夜10時より配信スタート。『バチェロレッテ・ジャパン』(以下、『バチェロレッテ』)は、成功を収めた強く美しい1人の独身女性のたった一人のパートナーの座を勝ち取るため、複数の男性たちが競い合う恋愛番組だ。

 リアルサウンドテックでは、2代目バチェロレッテに選ばれた尾﨑美紀にインタビュー。学生起業してからは5年間、仕事にフルコミットして走り抜けてきたという彼女は、なぜいま結婚を求めるのだろうか。才色兼備の女性起業家は、結婚と自身のキャリアとの両立をどう捉え、どんな結婚像を思い描くのか。

孤高の経営者が感じる「弱みを見せられるパートナーが欲しい」という想い

――まず、今回『バチェロレッテ』の参加を決意した理由を教えてください。

尾﨑美紀

尾﨑美紀(以下、尾﨑):大学4年生の時に起業をして、そこからは仕事をメインに時間を使ってきました。その間、恋愛を全くしていなかったわけではないんです。でも、まず先に「恋愛の悩みによって、仕事のモチベーションが下がってしまうこと」を恐れてしまっていて、恋人に対しても深い関係を作ろうとしてこなかった部分があって。だから、自分の中であっさりと終わってしまうような恋が多かったんです。

 でも昨年、起業してからの経験の中で一番気持ちが落ち込んだ出来事があって。これまでは辛いことがあっても、いつも「1人で乗り越えなきゃ」というマインドでやってきましたが、その時ばかりは自分の気持ちとか辛さみたいなものを「隣で理解してくれる人がいたらすごく救われるのに」と真剣に考えていました。そのタイミングで『バチェロレッテ』のお話を聞いて、真剣に恋愛に向き合う決意ができ、旅への参加を決めました。

――『バチェロレッテ』の旅は、「結婚相手を探す旅」ですよね。このタイミングで、恋愛というより結婚を意識されたことには理由があったのでしょうか?

尾﨑:恋愛だけなら、仕事の合間を縫いながらでもできると思うんです。会社を立ち上げて以降、深くは関われなくても、彼氏がいる期間はけっこう長かったので。ただ結果として、お別れする時に「この人は結婚向きじゃないな」と思った恋もたくさんあったんですよね。それって自分も、軽い気持ちで恋人を見てしまっていて、真剣な気持ちになれていなかったなと思うんです。

 いまの私に必要なのは自分の弱い部分をさらけ出せる相手。もともと人に弱みを見せるのも苦手ですし、きっと浅い関係の人には見せられないと思うんです。そこで「深い関係を作れる人」と「結婚」が、自分の中で紐付いたというか。本当はずっと前から、自分を理解してくれるパートナーが欲しいという思いはあったんだと思います。

――「弱みを見せるのが苦手」というのは、やはり経営者という立場も関係していますか?

尾﨑:そうですね。起業してからは仕事と会社の成長が自分の全てになったので、先ほども申し上げましたが、会社に影響が出ないよう、異性と深い関係になることを避け、あえて弱みを見せずに傷つく恋愛をしてこなかったのだと思います。でも、傷つかない関係って、たしかに仕事には影響が出ない代わりに、弱い部分もネガティブな部分も隠して、いいところしか見せないことで、そのうち疲れてしまって終わっちゃうんですよね。それを5年間やってきて、これって本当の愛じゃないのかもしれない思いました。

理想は「異性として魅力を感じられる、内面の合う人」

――起業されてからの恋愛に失敗感を感じられているのかなと思うのですが、過去にはどんな恋愛が多かったのでしょうか?

尾﨑:とにかく深く考えず、直感で追いかけちゃうことは多かったですね。それこそ外見だけで相手を選んじゃうこともあったし、内面を深く見ず失敗することも多かったかなと。自分から追いかけている恋愛は、あんまりうまくいってなかったような気がしていますね。

 あとは起業したての頃は、どうしても自分がまだ成功していないので、スペックを重視して何かで成功している人を選んでしまいがちな時期もありました。

――その失敗を踏まえて、現在は結婚相手となる男性にどんな理想を持っていますか?

尾﨑:いまは外見やスペックはそこまでこだわりはないのですが、それよりも自分が弱みを見せてもいいなと思えるコミュニケーションをしてくれそうかとか、お互いにリスペクトを持って支え合えそうかという、内面的な部分の方が大切かなと考えています。

――内面を重視されているとのことですが、異性のどんな行動で内面を判断されていますか?

尾﨑:口で言うことは誰でもできると思うので、言動が一致しているか、実際に行動に移せる人かというのは見ているかもしれません。旅の中で、それを判断するためには本気でコミュニケーションしないといけないという事も分かったので、しっかり相手を知る機会となるデート時間は、真剣に向き合うようにしていました。

――旅の中では、男性の行動にがっかりしてしまうタイミングもありましたか?

尾﨑:行動にがっかりするということはあまりなかったですが、相手のことを人間的にいいなと思っていても、恋愛として見れないと感じる瞬間はありました。デート中にボディタッチをされたときに「これは異性として感じる魅力じゃないな」と思ったりとか、そういう本能的な判断も一つの軸にしていました。

 結婚は結婚に向いている人がいる、と割り切って考える人もいると思うんですけど、私は結婚も恋愛の延長線でありたいという想いがあるんです。過去に、結婚には向いているだろうなという人に出会ったことはあるんですけど、恋愛としてはときめけなかったことで失敗をしたこともあるので。出会いの時点から異性としての魅力を感じないのは、継続性に欠けるのではないかと感じてしまいます。

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