ラファエル、麻布十番にカレーパン屋をオープン YouTuberの実店舗ビジネス、なぜ相次ぐ?

 “時給日本一のYouTuber”を自称するラファエルが、東京・麻布十番でカレーパン屋を開業することを報告した。

ファンの皆様、何かあったら…これが原因です。【ラファエル】

 6月2日に公開された「ファンの皆様、何かあったら…これが原因です」と題した動画でラファエルは「偏食の僕がカレーパン屋さんをオープンすることになりました」と伝え、開業に伴いオープニングスタッフを募集すると発表した。

 ラファエルがなぜカレーパン屋を開くのか?……疑問に感じる人がほとんどだろう。謎を紐解くカギは、彼のサブチャンネルにある。遡ること2か月ほど前の3月23日、ラファエルはサブチャンネルに「究極のカレーパンへの道」と銘打った企画動画を投稿。同企画は、最近カレーパンにドハマりしているラファエルが、名店のカレーパンを実食してその美味しさの秘密を分析するというものだ。企画は単発で終わらずシリーズ化し、その中でラファエルは度々カレーパンへの愛情を語っていた。つまり、「究極のカレーパンへの道」企画が、今回の発表の伏線となっていたというわけだ。

 話を今回のご報告動画に戻そう。ラファエルは「自分は誰よりもカレーパンが好きです。その気持ちはだれにも負けません!」と、改めて“カレーパン愛”を謳い、「今まで味わったことのないような美味しいカレーパンを作って、皆様に幸せをおすそ分けできればと強い気持ちで思っております」と熱弁。また、募集するアルバイトスタッフの条件としては「僕と同じ熱い想いをもってカレーパンを作るぞという方、条件はこの一点のみとさせていただきます」と説いた。なお、出店場所は麻布十番で、オープン予定日は7月中頃~8月初頭とのこと。そして、店名は「小麦の禁断症状」に決定したという。

 これまで視聴者を巻き込んだドッキリやフェイク動画を仕掛けることも少なくなかったラファエルだが、本動画の概要欄にはアルバイトスタッフ募集の応募フォームなどがしっかりと掲載されており、どうやら本当にカレーパン屋をオープンさせるようだ。味にうるさそうな彼が、どんな“究極のカレーパン”を完成させるのか注目したい。

 最近は、元雨上がり決死隊・宮迫博之が経営する焼肉店「牛宮城」や、ラファエルの盟友でもあるヒカルが展開するメンズ脱毛エステサロン「ReJehanne(リジャンヌ)」など、一角の成功を収めるYouTuberの実店舗型ビジネスも目立ち始めている。そこにきてラファエルが仮に、東京都心の一等地・麻布十番でカレーパン屋をバズらせることができたなら、同じように店舗をオープンし、YouTubeで積み上げた知名度、インフルエンサーとしての影響力を駆使して、自身と親和性の高い商材やサービスを提供する人気YouTuberが、今後ますます増えていくに違いない。

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