楽天モバイルの0円プラン廃止、乗り換える必要はある? povo、LINEMO、MVNOのプランと比較

ソフトバンクのLINEMOは、3GBで990円の「ミニプラン」を用意している

 LINEMOは、ソフトバンクとエリアや通信品質は基本的に同じ。楽天モバイルとの比較で言えば、エリアが広く、通信速度も担保され、しかも3GBなら料金が安く、LINEはデータ使用量から除外もされる。あくまで低容量限定での話だが、優位性が高いこともあり、楽天モバイルの0円終了を受け、ユーザーが増えているのは納得できる。こうした状況を受け、LINEMOは新規契約や他社からの乗り換えでミニプランに加入すると、6カ月間料金と同額のPayPayポイントがプレゼントされるキャンペーンも開始した。

「ミニプラン」は「LINEギガフリー」の対象になり、LINEの通信量はデータ使用量のカウントから除外される

 楽天モバイルからユーザーを奪い返す絶好のチャンスなだけに、契約者獲得のアクセルを踏むKDDIやソフトバンクだが、ドコモは静かだ。ドコモのオンライン専用プランであるahamoには低容量の設定がなく、楽天モバイルから流出する層とは料金体系がマッチしていないからだ。ドコモそのものの料金プランも、現状では無制限・大容量の「ギガホプレミア」と、低容量の「ギガライト」に分かれているが、後者はショップなどでのサポートを受けられるぶん、料金は割高だ。

 そのため、ドコモ回線に移る場合の候補としては、MVNOが最適解になる。ドコモから回線を借りるMVNOであれば、基本的にはエリアは同じになる。通信速度には差分もあるが、最混雑時以外でそれほど困ることは少ないだろう。MVNOは元々、低容量・低価格の料金プランを得意としていたこともあり、選択肢は非常に多い。

 一例を挙げると、トップシェアのIIJmioは、「ギガプラン」が2GBで850円、4GBで990円。4GBを選ぶと、楽天モバイルよりデータ容量が1GB多くなり、料金もわずかではあるが安くなる。ドコモの子会社であるNTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEも、低容量のプランが充実している。中でも安いのは、550円の500MBプラン。データ容量は少ないが、低容量で維持したい場合にはいい選択肢と言えるだろう。

IIJmioの「ギガプラン」は、2GBで850円から

 維持費をさらに抑えたい人には、日本通信の「シンプル290」プランもオススメできる。こちらは、1GBの料金が290円と激安で、データ容量を使い切った場合も、220円で1GBを追加していくことが可能だ。維持費を290円で抑えながら、3GB使っても730円になる。楽天モバイルのように0円での維持はできないが、1GBを超えてしまった際には割安だと評価できる。

日本通信の「シンプル290」は、1GBが290円と安い。追加のデータ容量も1GBあたり220円で済む

 もちろん、楽天モバイルに残る選択肢もある。UN-LIMIT VIIでは、楽天ポイントの付与率が1%から2%に上がるからだ。さらに、ダイヤモンド会員の場合、1%のポイントが追加される。そのため、楽天市場での買い物が多ければ、ポイントで通信料を支払うことで、実質的な価格が0円にすることも可能だ。データ利用量が少ない場合は、楽天のエコシステムをどの程度活用しているかで、他社に移るか移らないかの判断をすればいいだろう。

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