『Dead by Daylight Mobile』はヒットするか? 非対称対戦型ホラーゲームに新風を巻き起こす“可能性”について考える

 中国に拠点を構えるパブリッシャー・NetEase Gamesは4月28日、スマートフォン向けアプリ『Dead by Daylight Mobile』(以下、DbDモバイル)の日本版サービスを開始させた。

 全世界で総ユーザー数1200万人を超えるゲーム作品『Dead by Daylight』(以下、DbD)をスマホアプリに落とし込んだ『DbDモバイル』。本稿ではコンシューマー/PCで展開中の『DbD』と比較しつつ、『DbDモバイル』ならではのゲーム性や魅力について言及していく。

オリジナル版のホラー体験が遜色なく味わえる『DbDモバイル』

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 『DbD』は2016年6月にリリースされた非対称対戦型サバイバルホラー作品だ。同作において、計5名のプレイヤーは「サバイバー」(4人)と「キラー」(1人)に分かれ、陣営ごとに異なる勝利条件(フィールドからの脱出 or サバイバーを倒す)の達成を目指す。端的に言えば、ホラー映画のシチュエーションでよく見られる”殺人鬼からの逃亡劇”をゲーム内で追体験する……といった内容だ。

 そして『DbDモバイル』もコアのゲームデザインは基本的に変わっておらず、『DbD』と同様のゲーム体験が味わえる。サバイバーは力を結集して発電機を作動させ、キラーはそんなサバイバーたちの息の根を止めるべく眼光を張り巡らせる。異なる陣営間で駆け引きを繰り返すことにより、血の通ったプレイヤー同士による命がけの鬼ごっこが楽しめるのだ。

 『DbDモバイル』ではユーザーインターフェースをはじめ、キャラクターの育成およびアンロック、操作方法の変更といった調整が入り、単なるベタ移植に留まらず、スマートフォン向けにしっかりと最適化が図られている。スキルツリー形式の「ブラッドウェブ」が廃止され、代わりにキャラクターを使い込むことで「パーク」をアンロックできたりと、『DbD』からゲームシステム面の簡略化(=遊びやすさに関わる工夫)も目立つ。

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 とりわけ大きな変更点は“キャラクター操作”。移動や視点切り替えなどのコントロールを画面上のバーチャルパッドへと割り当てられたほか、キラーの接近を知らせるための「心音アイコン」、並びに後方と前方で視点を瞬時に切り替える「カメラアイコン」が実装された。

 こうした取り組みは『DbD』のゲーム性を遜色なく再現するために必要であったと考えられ、開発陣も「操作性や手触り感についての改善や快適にプレイできるための工夫を施した」とゲームメディアのインタビューで語っている(参考:4gamer)。

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