勢いで会社を辞めてライブ配信の道へ なりちゃんが目指すライバーのその先とは?

 ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」で行われた「あなたの音楽を発信しよう♪RealSound Techインタビュー出演権!」で、「なりちゃん」が見事インタビュー権を獲得した。スカウトをきっかけにライブ配信を始めたという「なりちゃん」は、「Pococha」でライバーとして活動しながら、その先を切り拓く人になりたいと話す。ライバー歴の長い彼女がライブ配信に情熱を燃やすようになったきっかけや、彼女が考える配信の形についてたっぷりと聞いた。(Nana Numoto)

――「Pococha」を始める前の音楽活動について教えてください。

なりちゃん

なりちゃん:学生時代にサークルに所属し、バンドをやっていました。その後、就職してからは音楽をやってなかったのですが、「Pococha」をはじめて、また歌うようになりました。

――ちなみに音楽に興味を持ったきっかけは?

なりちゃん:昔から、ただただ音楽が好きだったんです。高校生の時に初めてバンドを組んでから大学生になるまでずっと音楽をやってきましたね。高校時代はプロになりたいと思いつつも、そのバンドは解散してしまいました。そのあともバンド活動は続けていましたが、機会が減っていき、就職したという感じです。

――なるほど。音楽活動の熱量は学生時代からあったのですね。では、「Pococha」を始めたきっかけを教えてください。

なりちゃん:実は、たまたま歩いている時に事務所にスカウトされたんですよ。私がYouTubeなどの配信に興味があるということから、ちょうどできたばかりの「Pococha」というアプリをやってみないかと声をかけていただき、なにもわからないまま始めました。

――実際に「Pococha」をはじめてからはどうでしたか?

なりちゃん:まだライブ配信がいまほど盛り上がっていない時期だったので、最初は本当にやる気がなくて……。いま話すとほかの人たちからもすごく驚かれるんですけれど、「配信はいつやるかわからないし、やっても週に一回一時間だけ、見つけられたあなたはラッキー」みたいな感じで配信していました(笑)。そんなスタイルだったのが、今はもう毎日5〜6時間配信するライバーにまでなりました!

――そんなに配信時間が少なかったとは驚きです。そこから改めてライブ配信を頑張ろうと思ったきっかけを教えてください。

なりちゃん:「Pococha」でランク制度が始まったのがきっかけです。実は始めてすぐの頃はランク制度がなくて。でも、私は負けず嫌いだったので、始めたからには上を目指そうと思いました。最初のランクはいままでの配信実績が関係していたので、Dランクから。「のしあがってやるぞ!」と思って頑張りました。

――実際に最高ランクであるSランクまで上り詰めたなかで、ご自身の強みだと思っていることはありますか?

なりちゃん:そんなにキャラを作っていないというのが強みだと思っています。いつもよりちょっとだけ“元気テンション”にしているぐらいで、ほとんど変わらないですね。嫌なものは嫌っていっちゃうし、リスナーさんにも素直に接しています。プライベートでもこんな感じなので、素でいられるからこそ続けてこられたと思っています。もしキャラを作っていたら、多分疲れてしまったと思います。

――では、ご自身でこういう配信にしようと目指したり、考えて工夫してることがあれば聞かせてください。

なりちゃん:リスナーさん全員が参加できる配信枠にしたいなと思っています。作られたコンテンツを見てもらうだけにはしたくなくて、リスナーさんと一緒に作っていくようにしたい。トークもそうだし歌っている時にみんなが流してくれるキラコメと呼ばれるコメントや、応援するときにいただくアイテムとか、なにかしらの形でみんなが参加していることを感じられる枠にしたいという思いはありますね。

ーーライブ配信をやっていて嬉しかったことはありますか?

なりちゃん:普通に生活していたらできないようなことが経験できたことです。雑誌に出たり、インタビューしていただいたり。自分のオリジナル楽曲を作っていただけたことも印象的です。昔「やりたいな」と思っていたことが実現しています。夢が叶う場所だと思っていますし、みんなが夢を叶えてくれました!

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