最低評価のホテルに宿泊すると、そこは他人の部屋だった 英YouTuberが体験した驚きの数々

 イギリス各地の観光地を紹介するYouTubeチャンネル「Walk With Me Tim」のティム・リンドンが、リバプールで最も評価の低いホテルに宿泊し、驚きの体験をした。宿の名前は「ブリタニア・アデルフィ・ホテル」だ。

 最低評価のホテルでの宿泊体験はチェックインで長く待たされるという“幸先の良い”スタート。散々待たされ、無事にルームキーを受け取って部屋に入ると、驚きの光景が。

 なんと他人がすでに泊まっている部屋だった。幸いにも宿泊者と遭遇することはなかった。リンドンは「裸の誰かと遭遇しなくてよかった」と安堵。ボタンが外れてしまっているエレベーターを使ってロビー階に戻り、別の部屋を手配してもらうことに。

 新たに用意された部屋は、広めのツインルーム。先ほどの部屋よりは広めでアップグレードされた様子だ。一見すると清潔だが、バスルームの床は裸足で歩くのがはばかられるほど汚れ、シーツにはシミがついていた。シーツのシミについては、事前にレビューサイトで予習済みだったため、リンドンは余裕の表情。

 衛生面以外にも、寝室に洗面所があったり、チェストの持ち手が外れていたりと突っ込みどころは満載。

 部屋の中を一通り見たところでロビーの探索を開始。ロビーの天井の壁紙が剥がれ落ちていたり、ガスボンベのような異物が落ちていたりと、手入れが行き届いているとは言いづらい状態。唐突に三角コーンに出会ったり、フリーメイソンの拠点のような不思議な部屋に出くわすことも。

 しかし、リンドンは歴史ある建物の美しさにすっかり魅了された。

 エントランスでは「時が止まったよう」と息を飲んだ。次にアフターヌーンティーの会場に入ると「本当に豪華で、シャンデリアも美しい。天井の(美しさは)信じがたい!」と手放しで褒めた。広い館内を自由に歩き回れ、散策できる点も気に入った様子。

 リンドンは部屋とロビーの探索を終え、その体験について「39ポンド払って、このような歴史のある素晴らしいホテルに滞在できました。価値はあったと思います」と満足げ。

 ブリタニア・アデルフィ・ホテルは、たしかに歴史があるホテルだ。1914年に創業し、リバプールの発展を見届けた由緒ある宿だと言える。イギリス政府が認定する「イングリッシュ・ヘリテッジ」にも重要文化財建築物のグレード2として指定されている。

 ただ衛生面が気になる人にとってはブリタニア・アデルフィ・ホテルはなかなか難易度の高い宿泊先となるだろう。「Walk With Me Tim」にはイギリス各地で最高評価を得たホテルやツアーを取り上げた動画もある。国を自由に行き来できるようになったらイギリスを旅行したいと考えている人の役に立ちそうなチャンネルだ。

(画像=YouTubeより)

(Source)
https://www.liverpoolecho.co.uk/news/liverpool-news/youtubers-stay-one-lowest-rated-23701708
https://youtu.be/NJMXhV23ics

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