美容系YouTuberとして知られる関根りさが、今月12日に第一子を出産したことをTwitterで報告した。また16日には、入院から出産直前までを映像に収めた“Vlog”も投稿。YouTube急上昇にランクインし、注目を集めている。

 

出産のリアル

　16日に投稿されたのは『入院・出産Vlog その1』として、出産の前々日である入院から出産直前の陣痛が起こる寸前までを映像に収めたもの。今回、関根は計画無痛分娩での出産を選択したようだ。計画無痛分娩とは、あらかじめ分娩する日を決め、その日に陣痛促進剤を使用することで陣痛を起こすお産の方法である。しかし、予定日を決め、促進剤を使用しても、その日に生まれないこともあるのが、やはり出産のリアルだ。

　関根もまた、1日目の陣痛では産まれず、2日目に本陣痛が起こり、出産に至ったことを予期させる予告と共に『Vlog1』は終了。実際の出産はおそらく次回投稿される『Vlog2』に収められるのではないかと思われる。

　明るく天真爛漫な性格である関根らしく、全体的にコミカルに伝えているが、やはりお産に向けての緊張感もまた映像から感じ取れる。しかし、入院先でも持ち込んだスキンケアの紹介をするところに、元祖美容系YouTuberの誇りもまた感じ取られた。

　関根りさは、2020年10月に同じくYouTuber・JJコンビのジョージと結婚を発表。昨年11月末に妊娠していることを動画で報告した。

出産を伝えるYouTuberたち

　また、自身の出産を伝えるYouTuberは関根だけではない。東海オンエアのしばゆーと、妻であるあやなんもまた、第一子第二子ともに、陣痛から出産までをリアルに報告するドキュメンタリー動画を投稿している。あやなんが24時間以上陣痛に耐える姿や、それをサポートするしばゆーの緊張感、また出産後に赤ちゃんを抱く満面の笑みなど、数分の動画に人生が詰まっている貴重な映像となっている。第一子時の陣痛開始動画は、現在1233万再生を記録しており、注目度も高い。ほかにもYouTube上で「出産」と検索すると、出産シーンや体験レポートを収めた動画が多数ヒットする。

　プライベートと投稿動画が密接な職業でもあるYouTuberにおいて、“出産”が一つのコンテンツになるというのも、投稿が増えている理由の一つではあるかもしれない。しかし、社会的な意義もまた果たしているようにも思う。出産を経験していない者にとって、やはりお産は未知であり、不安や恐れが伴うだろう。動画を通して、細かいプライベートな事情や体験を共有してくれることは、女性の一つの安心や心の準備にも繋がるだろう。それはパートナーを支える男性にとっても意味のある情報になるのではないだろうか。