2021年最も視聴されたeSportsタイトルが発表 1位に輝いたのは『League of Legends』

2021年最も視聴されたeSportsタイトル

 WEBサイト「Esports Charts」は、2021年に大会を開催したなかで最も多くの視聴者数を記録したゲームタイトルを、ランキング形式で発表した。同サイトはtwitchを中心としたライブ配信プラットフォームにおける人気ゲームタイトルや、その視聴数などを記録する情報サイトだ。

 1位に輝いたのは超有名タイトル『League of Legends』。2009年から米ライアットゲームズが提供するMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ジャンルの人気ゲームで、随時行われる細かなバランス調整や、課金要素が勝敗に一切の影響を及ぼさないという公平性・競技性の高さから人気を博している。

 Eposrts Chartsによれば、本ランキングは昨年行われたeSports大会の、プラットフォームごとの視聴時間を合算して作成しているとのことだ。ただし、中国プラットフォームの視聴時間については、視聴者アクティビティの集計方式が全く異なり、その特殊性からランキングには含まないものとしている。

 『League of Legends』のゲーム配信動画は世界で6億6416万時間以上もの視聴時間を記録しており、2位のオンラインFPS『Counter-Strike: Global Offensive』の4億1081万時間を大きく引き離しての1位となった。 3位以下は下記の通りだ。

・3位:モバイル向けMOBA『Mobile Legends: Bang Bang』(3億8729万時間)
・4位:PC向けMOBA『Dota 2』(3億4764万時間)
・5位:モバイル向けバトルロワイアル『PUBG Mobile』(2億1676万時間)

 また、オンラインFPS『VALORANT』が僅差で6位にランクインしたほか、7位にはモバイル向けのバトルロワイアルタイトルである『Garena Free Fire』が続いた。

 『League of Legends』の視聴時間の大部分は、同ゲームの世界大会である「World Championship 2021」によるものだ。年末に行われる大会では各国のリーグを勝ち抜いたチーム同士が最高峰を決めるために争う。昨年は日本の「DetonatioN FocusMe」が予選リーグを突破し、日本で初めて本戦リーグに進出したことが話題となった。

 本大会は世界各国で実況配信が行われており、昨年の決勝では中国の古豪「EDward Gaming」と、2020年王者に輝いた韓国の「DWG KIA」による対決が行われ、世界合計で約400万人もの同時視聴者が試合の行方を見守った。 Esports Chartsによると、この約400万人もの視聴数は過去の視聴数ランキングを一気に塗り替えたとのこと。

 『League of Legends』は同時視聴数や視聴時間からみても、まぎれもなく世界最大のeSportsタイトルだ。現在も堅実なアップデートを重ねており、飽きを感じさせないタイトルである。近年ではゲーム内の舞台設定をもとに制作されたアニメ作品『Arcane』がNetflixで独占配信されたほか、モバイル版の『League of Legends: Wild Rift』がリリースされるなど、PCゲーム以外のプレイヤーの拡大にも積極的だ。

 リリースから10年を越えてもなお、同タイトルの勢いは止まらなさそうだ。

Source:https://dotesports.com/league-of-legends/news/league-of-legends-was-the-most-watched-esport-of-2021

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