霜降り明星・せいやのリアルすぎる“女子人気ゼロ男”が最低すぎる? 「イニミニチャンネル」で発揮する演技力
また、『笑っていいとも!』の最終回を1人で完全再現した動画では、冒頭の明石家さんまとタモリのトークからダウンタウン、ウッチャンナンチャン→とんねるず→爆笑問題→ナインティナインの乱入、清水ミチコによる大竹しのぶのモノマネ、オスマン・サンコンがステージに上がるくだりからラストの柳沢慎吾の甲子園ネタまで一連の流れをほぼ完璧に再現しており、異常としか思えない「記憶力」を見せつけられた。
そして、その憑依力は芸能人モノマネだけにとどまらない。むしろ一般人を演じた時にこそせいやの真骨頂が発揮されている。例えば、絶対にどこかで見たことあるけどハッキリと思い出せない絶妙なラインのあるあるを披露する「人生で見たことある人モノマネ」では「母親の目を盗んで隙間から見てくる子ども」「怪我したときやたら共感してくる」など幼い子どもを演じれば子どもに、おばさんを演じればおばさんにしか見えなくなる。年齢や性別すら超えて別人になりきってしまう。
そしてその集大成とも言えるのが「最低人間シリーズ」だ。相方の粗品が「あいつ(せいや)は性格も良いし、人間ができてますから、嫌うところが1つもない」とインタビューで語っていたように(出典:https://news.mynavi.jp/article/20190311-simofuri_soshina/)、その性格の良さで相方のみならずどの芸人からも好かれているせいやだが、最低人間シリーズではその対極の存在を完璧に演じている。特に「女子人気ゼロの男」では他人を見下す、言われたくないことを言う、面白くないことをさも面白げに言う、失敗しても他人のせいにする、暴力に訴える、と女子人気ゼロどころか全人間から人気マイナスの男を演じており、そのリアリティとサイコぶりに恐怖すら覚えた。
「イニミニレカピカレーライオニメカチカロリパパランパンプッシュ」
冒頭でも書いたとおり、この言葉に意味は無い。「無」とはすなわち無限、雲のように自由に形を変えて何にでもなれるということ。そう「イニミニレカピカレーライオニメカチカロリパパランパンプッシュ」とは「霜降り明星・せいや」という芸人そのものを表した言葉だったのだ。そんな無限YouTube「イニミニチャンネル」を永久にチェックし続けたい。