最後は中国のメーカーRoyole（ロヨル）が、今回のCESで新発表したスマホ「Royole F3」だ。実はRoyoleはSamsungに先駆けて世界で初めて「Royole FlexPai」という折りたたみスマホを発表したメーカーだ。本機の詳細は不明だが、Royoleの折りたたみスマホはディスプレイを外側に曲げられるのが特徴で、今回のモデルも同じ曲がり方をする可能性がある。

　こちらは前モデルである「Royole Flexpai 2」の動画だが、ディスプレイが外側に折りたたまれているのがわかる。「Galaxy Z Fold3」と比べると、リングノートのような使い心地になるかもしれない。

　CES Innovation Awardsを受賞した4つの折りたたみスマホは、いずれも韓国や中国のメーカーのもので、ディスプレイの技術研究においては最先端を行っているとみて間違いないだろう。同じく中国メーカーのOPPOも「OPPO Find N 5G」という高精度の折りたたみスマホや、画面を巻き取るローラブルタイプの「OPPO X2021」など、変形ギミックを盛り込んだスマホを開発している。

　まだまだ普及していないが、数年後には折りたたみスマホが増え、手にしやすい値段となって多くのユーザーが使用する日がくるのだろうか。iPhoneの折りたたみタイプが登場するという噂もたびたび話題になる昨今。大型化をたどるスマホの救済は、折り畳みにアリ？

（画像＝サムスン、Amazonより）