『未来日記』6話ーーついに最後のデート……2人に立ちはだかる「今まで言えなかったこと」とは

 第6話は、突然テントから消えた拓斗の真相が明かされるところからスタートする。拓斗は無言で沖縄から東京に戻っていた。だがそれは、未来日記の指示に従ったからだった。視聴者の立場からすれば、拓斗の気持ちが冷めたわけではないとわかりホッとするものの、何も知らない真愛は落ち込んだ状態のまま、新しい未来日記を受け取ることに。そこには「東京で働く彼に“大切なもの”を届けにいった」の文字が記されていた。

 苦しい気持ちを抱えたまま、東京で再会することになった真愛と拓斗。この夜のデートのために、真愛は特別な服を選びちょっぴり大人っぽいヘアメイクで、拓斗の働くイタリアンの店に向かった。

 拓斗は未来日記の指示通り、真愛だけのための特別な料理を考えるのだった。貸し切り状態の店で2人は、気まずい別れ方をしてしまった最後のデートを取り返すかのように、真剣な表情を見せる。特に拓斗にとっては、レストランで働く頼もしい姿を見せるチャンスにもなり得る。以前の何気ない会話から真愛の好物を覚えていた拓斗はアボカドと魚介を料理に取り入れ、真愛を感動させた。2人は改めて特別な時間を作ることで、互いに少しずつ誤解を解こうとしていく。

 北海道では渡すことができなかった雪だるまをかたどったデザートまで用意した拓斗だが、2人にとっての最高の夜は訪れず。気掛かりなのは、拓斗が伝えた「今まで言わなかったこと」だ。通じ合いそうだった2人の前に立ちはだかったのは、数年後に東京を離れ、北海道で自分の店を出すという“将来”の話だった。

 奇しくも未来日記ではなく、拓斗の未来が真愛の心にほんのりと影を落とす。真愛にとって東京は憧れの街であり、大学卒業後には上京し拓斗と共に過ごす未来を、口に出さずとも思い描いていたかもしれない。加えてこの日の彼女は、東京で服を選び、とびきりのお洒落をするというロマンチックなシチュエーションを体験したばかりだった。真愛は、遠距離恋愛は嫌だとはっきり話しており、その上で拓斗にも夢を諦めて欲しくないという。答えの出ない迷路に迷いこんだことで、真愛の気持ちが冷めていかないか思わず不安になる。拓斗がどっしりと構えていてくれることを願うばかりだ。

 そして酷なことに、次の未来日記に記されていたのは「別れは突然やってきた。この日が2人の最後のデート」という言葉。気持ちを確かめ合い育む間もないままに、日記は2人に恋の終わりを告げようとしている。これまでは、すれ違いながらも互いの存在を大切にしてきた真愛と拓斗。盛り上がった途端にまた日記に翻弄され、最後の別れすら突きつけられる現実に呆然としてしまう。2人の気持ちを思うと何とも胸の痛い展開ではあるが、望みを捨てずに「最後のデート」を見守りたいと思う。

(画像=Netflixシリーズ「未来日記」全世界独占配信中)

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