「砂漠に種を撒く」自立型ロボットが登場 開発の意図とは?
ドバイのデザイン系学生、Mazyar Etehadi氏が、砂漠に種子を植える自律型ロボット「A'seedbot」を制作した。同氏は、今は住むことのできない砂地を、緑豊かな風景に変える目標を掲げている。
「A'seedbot」は、上面に取り付けられたソーラーパネルから電力を生み出すことで、1日を通して自律的に走ることができるという。プロペラのように回転する両サイドの足で砂をかいて前進し、不毛の土地の耕作していくようだ。Mazyar Etehadi氏は、「ロボットは、日中は充電し、夜に地形を分析する。肥沃な地域を特定し、センサーとナビゲーションシステムから取得したデータに基づいて種を植えるだけでなく、それらの情報を報告するソーラーパネルが搭載されている」と説明している。
機体の前面にある2つの超音波センサーにより、「A'seedbot」は地形を認識し、可動式ヘッドでさまざまな方向を確認して正しい経路を選択するとのこと。そしてロボットが可能だとみなすところに、種を植えるようだ。上部のソーラーパネルでは、内部バッテリーに電力を蓄えておくこともできるという。
「A'seedbot」が必要数配備されれば、いつの日か砂漠に緑のオアシスを作り出すことができるかもしれない。
(画像=SHOW GLAD GLOBALより)
〈Source〉
https://www.globalgradshow.com/project/aseedbot/
https://www.yankodesign.com/2021/12/17/tiny-autonomous-solar-powered-robot-roams-around-on-deserts-planting-seeds-to-cultivate-greenery/