「ニカド電池を使った」「通信対戦中にケーブルが抜ける」 初代ゲームボーイの色褪せない思い出

 10月8日に「Nintendo Switchの有機ELモデル」が発売された。従来のものより、画面が大きく、鮮明になり、携帯ゲーム機として高いポテンシャルを発揮している。

 そんな「Nintendo Switchの有機ELモデル」の発売記念に、あえて真逆の初代「ゲームボーイ」について考えてみたい。

ニカド電池を使用

 初代ゲームボーイは起動に単三電池が4本必要だったことは真っ先に触れたい。決して燃費が良いわけではなかったため、単三電池4本をもってしても寿命が短かった。つまり電池の購入にお金を使う必要があり、電池代の出費にはかなり苦しんだ。

 ただ、当時はゲームボーイと並行してミニ四駆もブームだったため、電源から電力を補充できる“充電電池(筆者の場合、ニカド電池)が広く流通していた。ミニ四駆だけでなく、初代ゲームボーイのエネルギー源として充電電池は大車輪の活躍だった。

通信中にケーブルが抜ける

 ゲームボーイ全盛期は“通信ケーブル”を使用しなければ、他者と対戦することはできない。通信ケーブルは残念ながら簡単に抜けやすいため、ちょっと対戦がエキサイトすると、通信ケーブルが抜けてしまい微妙な空気になることも結構あった。

 また、ゲームボーイと、後に発売された「ゲームボーイポケット」の通信ケーブルはプラグが異なる。一応、変換アダプタも存在したが、それでもゲームボーイとゲームボーイポケットのユーザー間にヒビを入れることになった。

スーパーゲームの謎機能“落書き”

 スーパーゲームボーイを使えばゲームボーイのソフトがスーパーファミコンプレイでプレイできた。ただ、グラフィックやゲーム性もスーパーファミコンのソフトのほうが個人的には魅力を感じるものが多かったため、正直、スーパーゲームボーイを使用してまでゲームボーイのソフトをプレイした経験は少ない。

 そんなスーパーゲームボーイであるが、 “落書き”という謎機能が搭載されていたことは特筆すべきである。画面上にクレヨンや絵具で落書きできるため、よくゲームそっちのけで落書きに夢中になった。

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